アツギ、非開示だった今期経常は赤字拡大、未定だった配当は無配転落

　アツギ <3529> が10月30日後場(14:30)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は9.1億円の赤字(前年同期は1.8億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が16億円の赤字(前期は2億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は6.8億円の赤字(前年同期は0.2億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は15円)とし、20期ぶりに無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は4億円の赤字(前年同期は0.7億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の1.4％→-14.9％に急悪化した。

株探ニュース