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2020/12/14 - ミライベート(3528) の関連ニュース。■業績動向1. 2021年3月期第2四半期業績プロスペクト<3528>の2021年3月期第2四半期の連結業績は、売上高2,931百万円(前年同期比59.9%増)、営業損失606百万円(前年同期は1,383百万円の損失)、経常損失669百万円(同477百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失2,829百万円(同536百万円の損失)となった。売上高が前年同期比で大幅増となっているが、これは前年同期にはアセットマネジメント事業の売上高が1,003百万円のマイナスとして計上されていたためで、このアセットマネジメント事業の売上

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プロスペクト Research Memo(4):2021年3月期第2四半期は増収、営業損失額は前年同期比半減

配信元:フィスコ
投稿:2020/12/14 15:14
■業績動向

1. 2021年3月期第2四半期業績
プロスペクト<3528>の2021年3月期第2四半期の連結業績は、売上高2,931百万円(前年同期比59.9%増)、営業損失606百万円(前年同期は1,383百万円の損失)、経常損失669百万円(同477百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失2,829百万円(同536百万円の損失)となった。

売上高が前年同期比で大幅増となっているが、これは前年同期にはアセットマネジメント事業の売上高が1,003百万円のマイナスとして計上されていたためで、このアセットマネジメント事業の売上高を除くと前年同期比3.3%の増収となる。セグメント別では、不動産事業は減収減益、再生可能エネルギー事業は増収増益となった。また特別損失として、保有するカナダ上場株式の投資有価証券評価損1,952百万円、太陽光発電事業における投資の回収可能性の見直しに伴う出資金評価損487百万円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純損失は前年同期を大きく上回る損失となった。しかしこれらは評価損であるためキャッシュ・フローには影響がないことから、バランスシートのスリム化が進んだと言える。

2. セグメント別状況
(1) 不動産事業
既述のとおり、2021年3月期からセグメントの変更を行い、変更前の不動産販売事業マンション分譲、土地建物、注文住宅及び不動産賃貸業と、株式交換により完全子会社化したグローベルスが営んでいる戸建住宅の販売及び商業施設建築事業を集約し、不動産事業に変更した。

2021年3月期第2四半期での新規契約の主なものは、マンション分譲で62戸、2,087百万円(前年同期は26戸、1,190百万円)、土地建物でマンション1棟(全27戸、総専有面積1,115.37平方メートル)及び戸建4棟、802百万円(前年同期の契約実績はなし)、注文住宅で31棟、805百万円(前年同期は34棟、852百万円)であった。一方で売上高の主なものは、マンション分譲で40戸を引渡し、1,332百万円(前年同期は34戸、1,643百万円)、土地建物で戸建4棟を引渡し、142百万円(前年同期の契約実績はなし)、注文住宅で18棟を引渡し、693百万円となった。この結果、2021年3月期第2四半期の不動産事業合計の売上高は2,176百万円(前年同期比7.6%減)、セグメント損失は477百万円(前年同期は27百万円の利益)となった。

(2) 再生可能エネルギー事業
自社または合同で運営する太陽光発電設備で発電した電気を電力会社に販売する事業で、売上高は755百万円(前年同期比60.6%増)、セグメント利益は310百万円(同115.3%増)となった。

2021年3月期第2四半期末の稼動数は6ヶ所(熊本八代PJ、陸前高田PJ、行方PJ、成田神崎PJ、山武南PJ、寄居PJ)、出資のみが2ヶ所となり、同社持分の発電容量は32.4MWとなった。

3. 財務状況
2021年3月期第2四半期末の資産合計は34,349百万円となり、前期末比4,585百万円増加した。流動資産は17,221百万円となり同6,623百万円増加したが、主な要因はグローベルスの連結子会社化による販売用不動産の増加5,832百万円、仕掛販売用不動産の増加1,448百万円などによる。一方で固定資産は17,127百万円となり同2,037百万円減少したが、主に投資有価証券や出資金の評価損計上による投資その他の資産の減少1,745百万円などによる。

負債合計は18,191百万円となり、前期末比3,796百万円増加したが、主にグローベルスの連結子会社化による工事未払金の増加166万円、短期借入金等の減少584百万円、長期借入金の増加3,179百万円などによる。純資産合計は16,157百万円となり、同788百万円の増加となったが、主にグローベルスの連結子会社化による新株の発行に伴う資本剰余金の増加、保有有価証券の時価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加等による。

4. キャッシュ・フローの状況
2021年3月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは221百万円の支出であったが、主な収入は減価償却費296百万円、投資有価証券の評価損1,952百万円、出資金の評価損487百万円などで、一方で主な支出は、税金等調整前当期純損失2,746百万円、負ののれん発生益280百万円、たな卸資産の増加320百万円などによる。

投資活動によるキャッシュ・フローは2,261百万円の収入であったが、主な収入は投資有価証券の取得及び売却による収支1,396百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入825万円などであった。

財務活動によるキャッシュ・フローは2,746百万円の支出であったが、主な支出は長短借入金の減少2,392百万円、配当金の支払い441百万円などによる。

この結果、期間中の現金及び現金同等物は710百万円の減少となり、2021年3月期第2四半期末の現金及び現金同等物の残高は4,290百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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配信元: フィスコ

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