エコナック、今期経常を52％下方修正

　エコナックホールディングス <3521> [東証Ｓ] が11月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は3300万円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の3億円の黒字→1億4500万円の黒字(前期は700万円の赤字)に51.7％下方修正した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の1億1200万円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は4900万円の黒字(前年同期は5400万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-16.0％→11.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年3月期の連結業績予想につきましては、温浴事業において、東京都新宿区歌舞伎町の温浴施設「テルマー湯　新宿店」の売上が、コロナウイルス感染症の影響がなくなり入館料等の値上げもあり大きく増加すると見込んでおりましたところ、物価高による個人消費の伸び悩み等により第2四半期連結累計期間において計画していた想定を下回ったために、今期計画を見直しました。　また、東京都港区西麻布の温浴施設「テルマー湯　西麻布店」におきましても、期初に想定していた客単価が想定よりも低くなったために今期計画を見直しました。　以上の理由により前回公表した業績予想を修正いたします。　なお、「テルマー湯　西麻布店」と一体となっております「サウナ＆キャビン　テルマー湯　西麻布」が2023年6月2日にオープンし、直近では週末には満室になるなど宿泊者は徐々に増加しております。今後は宣伝・広告を強化し、集客に努めてまいります。（注）上記予想は、現時点で得られた情報に基づいて算出しております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる可能性があります。