■アクセルM <3624> 129円 (+30円、+30.3%) ストップ高
アクセルマーク <3624> [東証G]がストップ高。23日の取引終了後、crafty(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化することに向けた協議を開始すると発表。これが好材料視されたようだ。crafty社はトレーディングカードの販売業者としてECを中心に事業を展開している。craftyが手掛ける業界有数のECオリジナルパックサービスブランド「アイリストレカ」と連携して、トレカ事業EC領域における更なる強化を図る構えだ。
■シード <7743> 635円 (+100円、+18.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。シード <7743> [東証P]がストップ高。同社は24日、エジプトへの製品出荷を開始したと発表。今後の海外事業の拡大を期待した買いを誘ったようだ。コンタクトレンズの「1dayPure moisture」などを出荷した。シードは現在、50以上の国・地域に商品を展開しており、今後も未進出国に積極的にアプローチする姿勢を示している。
■三菱紙 <3864> 540円 (+69円、+14.7%)
東証プライムの上昇率3位。三菱製紙 <3864> [東証P]が続急騰。同社は23日、26年3月期-28年3月期の中期経営計画の骨子を公表。28年3月期の連結営業利益目標を200億円(25年3月期予想は80億円)としていることが評価されたようだ。連結売上高目標は2500億円(同1970億円)に設定。基本方針として「技術・研究のSHINKA(深化)で 特色ある機能・環境配慮商品を拡大、生産性向上を加速」「地球環境への貢献をSHINKA(進化)」「ガバナンス・人的資本経営のSHINKA(浸化)」を掲げている。なお、詳細については来年5月に発表するとしている。
■チエル <3933> 650円 (+79円、+13.8%)
チエル <3933> [東証S]が急反騰。同社は23日の取引終了後、沖縄県内において学校市場向けに 教育ソフトや電子黒板、タブレットなどの販売を手掛けるオキジム(沖縄県浦添市)の株式を取得することで契約を締結すると発表した。これに伴い、25年3月期の業績予想に関し、売上高予想を10億円増額して60億円(前期比29.8%増)に引き上げた。GIGAスクール構想第2期において、チエルの教育ICT製品やサービスの需要が拡大するとの期待が膨らむなかで、販路拡大に向けた発表を行ったことが刺激材料となったようだ。取得価額は13億4300万円で、株式譲渡実行日は27日。株式取得に伴うのれん償却などを反映し、営業・経常・最終利益予想は据え置いた。
■ホンダ <7267> 1,432.5円 (+156円、+12.2%)
東証プライムの上昇率4位。本田技研工業 <7267> [東証P]が3日続急騰。同社は23日の取引終了後、新たに取得総数11億株(自己株式を除く発行済み株式総数の23.7%)、取得総額1兆1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。同時に、日産自動車 <7201> [東証P]との共同持ち株会社設立による経営統合に向けた検討について、基本合意書を締結すると公表。両社の経営統合に三菱自動車工業 <7211> [東証P]が参画・関与する可能性の検討に関する開示も行った。ホンダについては大規模な自社株買いによる株式の需給インパクトが意識されたうえ、経営統合の検討に際して同社の財務面での市場の懸念を払しょくする狙いがあるとの受け止めも広がっており、ポジティブサプライズと受け止めた投資家の買いが集まった。同社は11月に決議した総数7000万株、総額1000億円上限の自社株買いについては実施をしないまま取り下げた。
■ミガロHD <5535> 2,189円 (+191円、+9.6%)
東証プライムの上昇率6位。ミガロホールディングス <5535> [東証P]が3日続急伸。前日23日までの2営業日で合計500円強の上昇をみせたが、24日も大口の買い注文にカイ気配スタートで2000円台を大きく回復している。東京23区や横浜で投資用不動産の開発・販売・管理を手掛けるが、業績は好調で株主還元にも積極的な姿勢を示している。23日取引終了後、25年2月末現在の株主を対象に1株を2株にする株式分割実施を発表。また、ホールディングス1周年記念株主優待を変更し、25年3月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、5000円分のQUOカードを贈呈する実質拡充策も併せて発表しており、これらを好感する買いを呼び込んだ。
■ユカリア <286A> 846円 (+69円、+8.9%)
ユカリア <286A> [東証G]が急反発。同社は23日、芳賀中央病院(栃木県市貝町)とパートナーシップ協定を締結したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。今後は同病院の経営・運営について協力体制を築き、同社は経営ノウハウの提供をはじめ、人材支援、現場に適した医療DX化の推進などをサポートするとしている。
■三京化 <8138> 4,550円 (+345円、+8.2%) 一時ストップ高
三京化成 <8138> [東証S]が3日ぶり急反発、一時ストップ高となった。24日午後2時30分ごろ、取得上限44万株(自己株式を除く発行済み株数の32.99%)、または20億円とする大規模な自社株買いの実施を発表した。期間は12月25日から来年3月31日まで。これを好感した買いが集まった。
■津田駒 <6217> 360円 (+25円、+7.5%)
津田駒工業 <6217> [東証S]が3日ぶり急反発。24日、24年11月期の連結業績に関し、最終損益の黒字額が計画に対し2億円上振れし、5億円(前の期は12億4600万円の赤字)で着地したようだと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。売上高に関しては計画に対し35億円下振れして365億円(前の期比7.1%減)で着地する格好となったという。繊維機械事業においてインドでの受注が伸び悩んだ一方、販売価格の転嫁が進展。原価低減の取り組みが奏功したほか、政策保有株式の売却が予想よりも進んだ影響も出た。
■AGS <3648> 862円 (+54円、+6.7%)
AGS <3648> [東証S]が続急伸。テクニカル的にも75日移動平均線を一気に上抜いたことで、底値圏離脱の初動と捉えることもできる。金融や地方自治体向け独立系情報サービス会社でデータセンター運用も手掛けている。生成AI市場の急成長を背景に国内でもデータセンター増設に向けた動きが加速しており、同社にも追い風となっている。業績も好調を極めており25年3月期は営業利益段階で前期比6%増の13億5000万円を計画、14期ぶりに過去最高益更新の見通しにある。
■データセク <3905> 700円 (+41円、+6.2%)
データセクション <3905> [東証G]が急反発。23日の取引終了後、電子機器受託製造サービス(EMS)大手の台湾クアンタ・コンピュータと業務提携に向けた協議に入ると発表しており、これが好感された。クアンタ社はノートパソコンの大手メーカーで、足もとではクラウドコンピューティング分野のリーディングソリューションプロバイダーとして先進的で高性能なサーバー技術の開発・製造に注力している。両社はAIサーバー分野における最先端のエヌビディア
■PSS <7707> 230円 (+13円、+6.0%)
プレシジョン・システム・サイエンス <7707> [東証G]が3日ぶり急反発。23日の取引終了後、生物試薬や医療設備分野の技術開発などを手掛ける中国のQuaero Life Scienceと合弁会社設立に向けて協議及び検討を開始すると発表。これが好材料視された。Quaero社は体外診断機器やライフサイエンス分野の消耗品を研究開発・製造する中国の大手企業。両社は日本製の理化学検査機器及び装置、周辺デバイスの輸出促進を図るため、これらの製造に関し、PSSグループの生産拠点における機器及び装置製造部門を軸とした合弁会社化について協議を行うとしている。
■西松屋チェ <7545> 2,369円 (+112円、+5.0%)
西松屋チェーン <7545> [東証P]が続急伸。同社は23日の取引終了後、12月度(11月21日-12月20日)の月次売上高速報を発表。既存店売上高は前年同月比9.3%増となった。前年実績を上回るのは2ヵ月連続で、増収率は2022年10月の18.5%以来、2年2ヵ月ぶりの高水準となっており、評価されたようだ。気温の低下を受けて冬物衣料の販売が極めて好調に推移したとしている。育児・服飾雑貨の売上高も好調だった。全店売上高は同12.1%増となった。
■インテリクス <8940> 850円 (+38円、+4.7%)
インテリックス <8940> [東証S]が大幅続伸。23日の取引終了後、集計中の11月中間期連結業績について、売上高が従来予想の212億8000万円から226億3400万円(前年同期比0.2%減)へ、営業利益が12億9300万円から17億3600万円(同7.3倍)へ、純利益が7億2500万円から10億6200万円(同14.8倍)へ上振れて着地したようだと発表し、好感されたようだ。 リノベーション事業の販売件数と利益率が想定を上回った。リノベーション内装事業による収益の上乗せが寄与したほか、ソリューション事業分野でも、収益物件の売却やホテル事業などによる収益が想定に対して上振れした。
■環境管理 <4657> 449円 (+20円、+4.7%)
環境管理センター <4657> [東証S]が大幅反発。同社は水質調査・分析に関するサービスなどを手掛けている。一部の物質について有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」に関し、政府は事業者が定期的に水質検査をするように義務付ける方針を固めたと国内メディアにより報じられている。水質検査の義務化による関連需要の拡大を見込んだ買いが入ったようだ。このほか、PFAS除去イオン交換樹脂の開発を手掛ける室町ケミカル <4885> [東証S]がしっかり。冷感持続衣料の海外での拡販期待で動意づいたリベルタ <4935> [東証S]はストップ高。同社は「PFOA」と「PFOS」の除去が可能な浄水器を商品群に持つ。環境省と国土交通省は24日、「水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査」の結果の最終とりまとめを公表。暫定目標値を超過した専用水道の数は42に上り、加えて調査対象期間後に2件の国設専用水道から暫定目標値の超過の報告があったとしている。
■Jテック・C <3446> 1,246円 (+51円、+4.3%)
ジェイテックコーポレーション <3446> [東証P]が4日ぶり大幅反発。同社は23日取引終了後、技術提携を推進しているEX-Fusion(大阪府吹田市)と次世代の「高性能反射鏡」の開発に向けて協力すると発表。これが材料視されたようだ。レーザー核融合の実現には、高精度かつ高度なレーザー制御技術が必要不可欠となるが、そのなかでも反射鏡はレーザーの精密制御を支える中核的要素。今回の取り組みは、核融合エネルギーの早期商業化に向けた重要な一歩になると同時に、両社の技術力を活用することで、精密光学・高度レーザー制御が求められる先端産業領域への新規展開を図る契機になるという。
■しまむら <8227> 8,945円 (+324円、+3.8%)
しまむら <8227> [東証P]が大幅高で3日続伸。23日の取引終了後に25年2月期第3四半期累計(2月21日-11月20日)の連結決算を発表。売上高4978億300万円(前年同期比3.8%増)、経常利益477億5200万円(同2.1%増)と増収増益を確保しており、これを好感する買いが向かった。主力の「ファッションセンターしまむら」がインフルエンサーやキャラクターとのコラボ企画強化などによって客数が回復し、既存店売上高が3.1%増加したほか、高単価プライベートブランド「クロッシープレミアム」などの販売も好調だった。
■サンマルク <3395> 2,651円 (+83円、+3.2%)
サンマルクホールディングス <3395> [東証P]が大幅続伸。岩井コスモ証券は23日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3000円とした。同社は「サンマルクカフェ」などを運営する大手外食チェーン。第2四半期(4-9月)の連結営業利益は前年同期比92.6%増の18億2600万円となった。来店客数の増加が想定を上回ったほか、店舗運営効率化などの既存店売り上げ回復に向けた施策が奏功した。25年3月通期の同利益は30億円(前期比14.5%増)が見込まれているが、中間期時点での進捗率は60.9%と順調。下期はM&Aによる効果もあり、通期同利益は35億円への上振れを見込んでいる。
■ニッパツ <5991> 1,910.5円 (+47円、+2.5%)
ニッパツ <5991> [東証P]が4日ぶり反発。自動車部品メーカーで、自動車用懸架ばねではトップシェアを誇る。ホンダ <7267> [東証P]、日産自動車 <7201> [東証P]の経営統合の動きなど歴史的な自動車業界再編の流れのなかにあっても、同社は独立系部品メーカーとして各企業ほとんどと取引実績を有しており、引き続き高い商品競争力が強みとなり得る。そうしたなか、23日取引終了後に発行済み株式数の6.05%にあたる1300万株、金額ベースで260億円を上限とする自社株買いを実施することを発表した。買い付け期間は来年6月23日まで。うち475万株については今朝の立会外買付取引で取得する。また、1300万株を25年3月末日付で消却することも併せて発表しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。
■イオンファン <4343> 3,045円 (+51円、+1.7%)
イオンファンタジー <4343> [東証P]が3日ぶり反発。24日10時に、同社が運営するオンラインスクール「ゲームカレッジ Lv.99」が住友商事 <8053> [東証P]と協業し、ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」上でのコンテンツの企画・開発を開始すると発表した。「ゲームカレッジ Lv.99」は来春、世界的に絶大な人気を誇る「Roblox」のゲーム制作ツール「RobloxStudio」を使用したゲーム開発コースを新設する。この新コースの立ち上げにあたり、「Roblox」上で数々のヒットコンテンツを手掛け、多くのユーザーから高い評価を受けている住友商と協力することで、ゲームを通じてより魅力的な学びの場を提供することを目指すという。
■住友化 <4005> 345.3円 (+4.8円、+1.4%)
住友化学 <4005> [東証P]が3日ぶり反発。24日、中国での大型液晶ディスプレイ用偏光フィルム事業を、現地の偏光フィルムメーカーに譲渡することを決めたと発表。同事業に関連する連結子会社2社は、連結範囲から除外される。構造改革による収益性へのプラス効果を期待した買いが株価を支援したようだ。譲渡時期は2025年3月31日までを予定する。売却額は契約上の守秘義務があり非開示。25年3月期の業績予想に今回の影響は含まれているという。
■ZOZO <3092> 4,922円 (+68円、+1.4%)
ZOZO <3092> [東証P]が反発。SMBC日興証券が23日、ZOZOの目標株価を3400円から4200円に引き上げた。気温低下によりアパレルの需要環境が良好ななか、前期に悪化した物流センターにおける生産性の正常化を想定。PGAゴルフのスポンサー終了に伴う利益の押し上げ効果も見込み、同証券はZOZOの26年3月期営業利益予想を693億円から727憶円に見直した。一方、中期的にはPER(株価収益率)が低下するリスクがあるとし、投資評価は「3(アンダーパフォーム)」を据え置いている。
※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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