上方修正発表で出来高少の懐疑的な足取りに確かな手応え
時価総額:61.2億円
PER:6.69倍
PBR:0.86倍
高性能溶接工事の施工が主体で、特殊溶接材料や装置の製造販売も行う。高度な耐摩耗性金属製品を扱い、ニッチな分野ながらトップシェアを誇る隠れ優良株。製鉄業界のみならず、石油化学、セメントから家電、自動車、食品産業まであらゆる業種の製造設備にかかわる溶接を手がける。
昨日引け後に通期の業績上方修正を発表。売上高予想比12.9%増、経常利益同32.3%増とし、従来の今期減収減益見通しを一転して大幅増額修正となった。とくに環境関連装置の好調を理由に挙げ、11期ぶりとなる過去最高益を更新する見込みとなった。
株価は11月の中間決算発表以後、上下に振れる懐疑的な足取りながら着実に水準を切り上げており、今回の業績裏付けにより確かな手応えを掴んだと言える。全体の地合いが悪化した2018年を通して大した値崩れもなく、中長期的な上昇トレンドに乗っているため、これを機に出来高が増加するようだと、2018年1月の高値5650円を目指す動きも加速するものとみられる。