マンハッタンにオフィスビル5棟を保有
┗ユニゾホールディングス(3258)
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*11月16日追記
米ダウ平均は15日までに7日続伸。4日連続で史上最高値を更新するなど、トランプ・ラリーが止まりません。
米長期金利の上昇に連れて、国内の長期金利も8ヶ月ぶりの高水準まで上昇していますが、上がったといっても0.015%とコンマ以下の話で、警戒レベルには程遠い状況です。
日銀による長期金利操作もあり、日本の長期金利が急上昇する事態は考えづらいため、不動産業界への追い風は続きそうです。
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市場ではトランプ銘柄探しが活発になっています。インフラへの投資を大幅に増やすことが公約になっているため、建機やセメントなどインフラ関連の銘柄が賑わっています。
トランプ氏の政治手腕は未知数ですが、「強いアメリカ」を取り戻すために、減税や公共事業により雇用を増やす政策が打ち出されるとみられています。
世界でも最も高い米国の法人税が引き下げられた場合、海外に拠点を移していたグルーバル企業が米国に戻り、雇用は増える可能性があります。
また、トランプ氏は実業家出身の大統領となります。かつて経営していた不動産やカジノ業界が不利になる政策を打ち出すことは考えづらいため、米国に不動産を持つ日本企業も「トランプ銘柄」との見方ができるのではないでしょうか。
ユニゾホールディングスは、ニューヨーク市マンハッタンに5棟のオフィスビルを保有しています。
7月に公募増資を実施して以降、一株価値の希薄化リスクにより株価はさえませんが、7月に調達した一株3705円を3割下回っており、値ごろ感から見直し買いが入る公算もあるのではないでしょうか。
小野山 功