決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … トミタ電機、日本スキー、ハイレックス (9月8日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の9月7日から8日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ハイレックス <7279>
　23年10月期第3四半期累計(22年11月-23年7月)の連結経常損益は28.3億円の黒字(前年同期は18.7億円の赤字)に浮上し、通期計画の36億円に対する進捗率は78.9％に達したものの、5年平均の115.1％を下回った。

★No.2　クロスプラス <3320>
　24年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の11.4億円に急拡大し、通期計画の14億円に対する進捗率は81.7％に達し、5年平均の54.5％も上回った。

★No.3　日本スキー <6040>
　23年7月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の10.7億円に急拡大し、24年7月期も前期比25.3％増の13.5億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7279> ハイレックス 　東Ｓ 　 +10.43 　　9/ 8　　　3Q　　　　黒転
<3320> クロスプラス 　東Ｓ　　 +7.30 　　9/ 8　　上期　　　101.05
<6040> 日本スキー 　　東Ｇ　　 +5.16 　　9/ 8　本決算　　　 25.35
<7878> 光・彩 　　　　東Ｓ　　 +5.11 　　9/ 8　　上期　　　-30.00
<5971> 共和工業 　　　東Ｓ　　 +1.80 　　9/ 8　　　1Q　　　　6.86

<3248> アールエイジ 　東Ｓ　　 +1.01 　　9/ 8　　　3Q　　　-13.70
<6898> トミタ電機 　　東Ｓ　　 +0.10 　　9/ 8　　上期　　　　　－

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース