四半期純利益の減少は、前年同期にアイディ株式会社を子会社化したことによる負ののれん発生益3.7億円を特別利益に計上していた反動であり、同社が目標とする経常利益ベースでは大幅な増益となった。
リアルエステート事業の売上高は前年同期比101.1%増の38.59億円、営業利益は同133.3%増の3.67億円となった。同社と連結子会社のアイディが展開するリアルエステート事業においては、開発プロジェクトや収益不動産をデベロッパーや一般事業法人等に売却した。また、「高田馬場IIプロジェクト」や 「三田プロジェクト」など15件の開発用地および収益不動産の仕入を当第1四半期に行った。今後に関する取引も順調に推移し、20件の取得契約が完了した。
セールスプロモーション事業の売上高は前年同期比4.8%減の10.34億円、営業利益は0.21億円(前年同期は0.29億円の損失)となった。連結子会社のDLXホールディングスが展開するセールスプロモーション事業においては、派遣人材の採用が停滞した結果、顧客の需要に応えきれなかったが、本部機能の集約や取引先との契約の見直し等の合理化を進めた結果、コスト削減が進んだ。
2023年9月期通期の連結業績目標については、経常利益が前期比5.9%増の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%減の41.00億円とする期初計画を据え置いている。
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