リアルエステート事業の売上高は前期比0.4%減の195.15億円、営業利益は同19.8%増の38.74億円となった。個人・不動産会社・不動産投資ファンド・総合商社など幅広い需要への物件の売却が堅調に進んだ。自社開発の都市型マンションとアセット・デザイン&リセール(土地の開発適地化)とで合計23件を売却したほか、立地に適した商業ビルの用途変更や管理コストの見直しなどにより収益価値を高めた、東京都心部に立地する収益不動産も7棟売却した。今後の収益源の確保に向けては、28件の都市型マンション開発用地や9件の収益不動産の仕入を行った。
セールスプロモーション事業の売上高は同7.5%増の3.50億円、営業利益は同20.0%減の0.48億円となった。大手不動産会社を中心に不動産業務人材の派遣・紹介の引き合いが引き続き堅調であり、人件費の上昇やサービス体制の質量面の向上目的の投資などにより、事業コストは増加したが、新規開拓やバックオフィス・アフターサービス系職種等の幅広い分野のオーダーに対応し、前期を上回る受注を獲得した。
2020年9月期通期の連結業績目標については、経常利益が前期比17.3%増の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.2%増の27.00億円を見込んでいる。同社グループの業績は主力事業のリアルエステート事業における不動産の売買動向によっては収益が大きく変動する可能性があり、通期予測については不確定要素が多いことから、合理的に仮定された条件に基づいて算出された「連結業績予想」に代えて、同社グループの連結会計年度の経営目標である「連結業績目標」を開示している。
<SF>
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