前年同期比で大幅な増収増益となったが、その主な要因は、前年度におけるプロジェクトの売上計上が、第4四半期に偏重していたことによるものとなっている。当年度は、投資用ワンルームマンション等合計651戸の販売を計画しているが、当第2四半期累計期間の販売は342戸となっており、残りは第3四半期以降の販売予定となっている。同社グループは投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売を主軸事業としており、竣工に伴う売上計上の時期や金額・利益率がプロジェクトごと、年度ごとに大きく異なることから四半期ごとの売上高や利益は毎年大きく変動する。現時点では、売上高・利益とも概ね期初計画どおり推移している。
不動産事業の売上高は前年同期比96.2%増の113.13億円、セグメント利益は同101.8%増の13.85億円となった。不動産開発販売については、投資用ワンルームマンション5棟342戸及び用地1件の売却により、売上高は同100.7%増の110.42億円となった。不動産仕入販売については、中古マンションの買取再販(1戸)により0.46億円(前年同期は計上無し)となった。その他不動産事業は、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同14.5%減の2.24億円となった。
ホテル事業については、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は同78.4%増の1.08億円、セグメント利益は0.19億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。
2024年6月期通期については、売上高が前期比33.2%増の270.00億円、営業利益が同4.9%増の25.50億円、経常利益が同7.5%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.1%増の15.50億円とする12月22日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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