前年同期比で大幅な増収増益となったが、その主な要因は、前年度におけるプロジェクトの売上計上が、第4四半期に偏重していたことによる。当年度においては、投資用ワンルームマンション等合計651戸の販売を計画しているが、当第1四半期の販売は117戸となっており、残りは第2四半期以降の販売予定となっている。同社グループは投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売を主軸事業としており、竣工に伴う売上計上の時期や金額・利益率がプロジェクトごと、年度ごとに大きく異なることから四半期ごとの売上高や利益は毎年大きく変動する。現時点では、売上高・利益とも概ね期初計画どおりの推移となった。
不動産事業の売上高は45.47億円(前年同期は1.24億円)、セグメント利益は5.40億円(前年同期は0.17億円の損失)となった。不動産開発販売については、投資用ワンルームマンション3棟117戸及び用地1件の売却により、売上高は44.33億円(前年同期は計上無し)となった。不動産仕入販売については、中古マンションの買取再販及び中古戸建の買取再販がなかった(前年同期も計上無し)。その他不動産事業については、不動産仲介及び不動産賃貸業等により、売上高は同9.2%減の1.13億円となった。
ホテル事業については、ホテルアジール東京蒲田の宿泊料等により、売上高は同107.8%増の0.51億円、セグメント利益は0.08億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比23.4%増の250.00億円、営業利益が同2.9%増の25.00億円、経常利益が同5.2%増の22.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.6%増の15.00億円とする期初計画を据え置いている。
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