ジェネレーションパスは14日、2023年10月期第2四半期(22年11月-23年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.0%増の77.75億円、営業利益が同30.0%減の0.57億円、経常損失が0.11億円(前年同期は1.63億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が0.23億円(同1.21億円の利益)となった。
ECマーケティング事業の売上高は前年同期比6.2%増の65.44億円、セグメント利益は同20.0%減の1.34億円となった。依然として残る新型コロナウイルス感染症の影響により喚起されたEC需要や在宅勤務・巣ごもり需要等、変遷する消費者ニーズを的確に捉え、各種セールや新生活向けの新商品を継続的に導入したことにより、家具・生活雑貨等の販売が好調に推移し、増収となった。また、利益面については、PB商品の開発及び物流施策等、各種利益改善の諸施策を講じているが、円安やエネルギー価格上昇に伴う仕入価額の上昇や、物流コストの上昇によるコスト増が上回った結果、前年同期を下回る水準で推移した。
商品企画関連事業の売上高は同21.6%減の11.20億円、セグメント利益は同78.8%増の0.58億円となった。海外出張による現地サポートの再開と営業活動の強化が図れつつあるものの、受注獲得が前年同期に届かなかったことから、減収となった。また、利益面については、売上高減少に伴う利益確保に苦戦したが、売上原価の低下による利益率の改善が見られた結果、前年を上回る水準で推移した。
受託開発事業の売上高は同83.0%増の2.08億円、セグメント利益は同176.9%増の1.01億円となった。当第2四半期累計期間においては、自社グループソフトウエアの開発案件について、セグメント間をまたいだ発注が行われ売上が計上されたこと及び内閣府より「エビデンスシステムe-CSTIの保守」にかかる受託売上等が計上されたことにより、売上面・利益面で大きく寄与した。
その他については、非物販事業としておしゃれなインテリア・雑貨の紹介、それらの実例の紹介及び家に関するアイデアを紹介するWEBメディア「イエコレクション」及び前期に立ち上げたシーン・相手別におすすめの贈り物をセレクトするWEBメディア「プレゼントコレクション」について、掲載する記事数やPV数の拡大に向けた人員増加等への投資の他、当第2四半期累計期間において新たに、様々なテーマに合わせて書籍・映画をセレクトするWEBメディア「ブックスコレクション」を立ち上げ、収益拡大を図ってきた。当期以降はさらに売上面・利益面で寄与することが見込まれている。
2023年10月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比17.2%増の187.35億円、営業利益は同339.4%増の3.25億円、経常利益は同4.1%減の3.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.7%減の2.48億円とする期初計画を据え置いている。
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