白鳩が３日続伸、小田急との資本・業務提携を見直し新たに第三者割当増資を実施へ◇

　白鳩<3192.T>が３日続伸している。１５日の取引終了後、小田急電鉄<9007.T>と１６年１０月に締結していた資本・業務提携契約の内容を変更し、新たに小田急電鉄を割当先とする第三者割当増資を行うと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　今回の資本・業務提携の見直しは、小田急電鉄グループの知見・ノウハウやネットワークをフルに活用することで、倉庫および物流センターの開発計画を加速させることが可能になるほか、将来にわたる機動的かつ安定的な資金調達先の獲得により財務基盤の強化を図れるようになり、企業価値向上に資すると判断したという。また、第三者割当増資では、３月６日を払込期日として小田急に１７０万株を割り当てるほか、その後小田急から１億円の借り入れを行うという。調達した資金は、倉庫および物流センターの開発にかかる設計や、金融機関からの借入金の返済に当てられる予定だ。

　なお、第三者割当増資により、小田急の持ち株比率は４０．３１％となり、白鳩は小田急の連結子会社となる。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）