<動意株・12日>(前引け)=TIS、シュッピン、ラウンドワン

シュッピン<3179.T>=上昇トレンド転換鮮明。同社はカメラや時計など専門性の高い商材をネットや一部のリアル店舗を通じて販売しているが、コロナ禍にあっても収益成長路線をまい進している。11日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比95%増の31億4000万円とほぼ倍増し過去最高利益を更新した。続く23年3月期も前期比12%増の35億600万円と2ケタ成長を見込んでおり、これを評価する買いを呼び込んだ。前期の年間配当は前の期実績に12円増配となる28円を実施するほか、今期は更に2円増配の30円を計画しており、前向きな株主還元姿勢も株高を助長している。
ラウンドワン<4680.T>=物色人気で急伸。11日取引終了後に発表した23年3月期の業績予想では営業損益が140億7000万円(前期は17億2600万円の赤字)と大幅な改善を見込んでおり、これが投資資金の攻勢を誘っている。前期、前々期と営業損益の赤字が続いたが、今期は一気に回復し、利益水準も12年3月期以来11期ぶりの高水準を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大による影響が一巡し、ボウリングやカラオケ、アミューズメントなどの需要回復で収益が押し上げられる見通し。株式需給面では直近信用倍率が0.83倍と売り長で空売りの買い戻しも誘発している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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