銅市況の回復で低迷を続けてきた株価に動意期待
時価総額:65億円
PER:25.64倍
PBR: 0.87倍
非鉄金属の加工・販売を手がけており、銅スクラップと銅インゴットが両輪となる。メタルリサイクル事業で銅合金スクラップから製造されるインゴットは産業バルブ業界などに使われる。同社のスクラップ商品は電線や半導体の基板等の材料として幅広く活用されている。
業績面においては資源価格の動向が大きく影響を及ぼすとみられ、とくに銅価格の動向によってスプレッドが変動しやすい。足元では銅価格に下げ止まりの兆しがみられており、市況回復とともに業績改善の期待感がある。10/11に発表された今期の見通しは減収ながらも利益面は黒字浮上を予定している。
株価は2018年2月以降で中期的な下落トレンドにあったが、今年に入ってからは一貫して横ばいが続いている。資源価格も足元でようやく底入れの兆候がみられてきており、今後は銅価格が上昇に転じてくるにしたがって揉み合い上放れの期待が高まってくるとみている。