プラント事業の売上高は前年同期比15.2%減の86.75億円となったが、工事案件の原価低減等を行った結果、営業利益は同75.2%増の6.65億円となった。石油・化学・ガス分野では、石油分野における老朽設備の更新や設備の維持・保全案件が計画通り進捗した事に加え、化学・ガス分野における大型の工事案件が順調に進捗し、売上高は好調に推移した。鉄鋼・非鉄分野では、非鉄分野における設備投資の拡大を背景に受注は好調に推移したが、鉄鋼分野における老朽設備の更新や大型投資案件の減少等により、売上高は低調に推移した。
産業・設備事業の売上高は同1.0%増の200.43億円となったが、前年同期に比べ収益性の高い案件が減少し、営業利益は同24.7%減の7.24億円となった。産業機器分野では、半導体不足や原材料高騰は引き続き影響しているが、設備機械関連セットメーカーの生産量及び国内製造業の設備投資も増加し、売上高は好調に推移した。空調設備分野では、一部に計画延期等があったが、設備工事案件が計画通り進捗し、売上高は堅調に推移した。一般産業分野では、企業の設備投資計画が順調に進み、受注は堅調に推移したが、当第3四半期においては前年度の大口計上案件分を補えず、売上高は低調に推移した。
交通事業の売上高は同18.7%減の45.70億円、営業利益は同12.0%減の1.03億円となった。交通分野では、ビジネスや観光需要が回復傾向にあり、「安全」「安心」「快適」を維持拡大させるための投資も徐々に回復しつつあるが、部材の供給遅延の影響による機器の納期遅延が発生し、売上は低調に推移した。
2023年3月期通期について、売上高が前期比3.3%増の620.00億円、営業利益が同22.4%増の26.00億円、経常利益が同19.9%増の27.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.3%増の17.00億円とする12月21日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
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