<3107> ダイワボウホールディングス
四季報によると、主力のITは前期あったOS置き換え特需剥落するが、コロナによるテレワーク環境や教育ICT化に伴う需要旺盛。繊維も産業資材苦戦だが、衛生材・除菌製品伸長。食品・医薬品向け自動包装機の受注拡大。営業減益だが高水準。増配も。アマゾン・AWSやマイクロソフト・アジュール等、相次いでクラウド・プラットフォームのサポート開始。卸売業:ITインフラ流通、繊維、工作・自動機械など。
2020年5月13日発表。2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+44.6%の328.41億円、経常利益+45.3%の331.95億円の増収・増益となりました。来期予想発表は現時点ではなし。
2018年9月28日の7470円の高値からの下落で12月25日の4530円まで下げて反発し、2019年2月18日の6650円の高値をつけて、三角保ち合い(A)となったあと、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、9月2日の3990円で当面の底打ちとなって反発し、今年の1月22日の7230円まで戻したところでコロナ相場に巻き込まれ、2月の急落を受けて3月13日に4005円まで下げて、昨年の9月2日の3990円に対する2番底(ダブル底)となって上昇トレンド(C)へ転換しました。この上昇トレンド(C)の中で、6月4日の8160円、7月28日の8090円と2山形成(2点天井)後、9月8日の6050円まで押し目を入れ、9月29日に7040円まで反発して押し目を入れてもみあっています。
<2540> 養命酒製造
四季報によると、酒類は緊急事態宣言時の納入先の休業・時短営業で出遅れるが、好採算の養命酒は消費者の免疫力への関心向上追い風に数量増。広告宣伝費など営業活動費も大幅減。人件費増こなす。一転営業増益。のど飴を秋冬の戦略商品に位置づけ、コンビニに加えドラッグストアにも販路拡大。名称変えクロモジエキス配合も強調。高麗人参酒は滋養ハーブ増量し刷新。食料品:養命酒関連、他、輸出など。
2020年7月30日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-13.0%の5.20億円、経常利益-7.2%の8.70億円の減収・減益の見通し。
2016年6月24日の1604円からの上昇トレンド(A)の中で、2018年1月16日の2683円の高値をつけ、2月13日に2202円まで押し目を入れて、ゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で10月30日に2583円まで戻して反落となり、12月21日の2080円まで下げて12月27日の2352円まで自律反発したあと下降トレンド(C)入りとなり、2019年8月26日の1837円まで下落しました。ここから反発して9月20日に2042円まで上昇後、2000円水準をアタマにもみあいとなり、コロナ相場に巻き込まれ今年の2月の急落につれ安して3月13日の1702円まで下落しました。ここから3月27日の2025円まで急反発したあと、短期の下降トレンド(D)となって8月24日に1733円まで下げて、3月13日の1702円に対する2番底の形をつくって9月7日に1801円で買転換となり、9月28日に1970円まで上昇して押し目を形成しています。
この柴田罫線の見方は、①②③と3点底をつくっての反発ですから、9月20日の2042円を終値でぬくと3点底が確定し、一段上となる可能性があります。そうでなければ2000円水準は上値が重いところですから1800~2000円のボックス相場とみて投資を考えることになります。
<4517> ビオフェルミン製薬
四季報によると、医療用は受診抑制で苦戦。柱の一般用『新ビオフェルミンS』も数量減だが、想定ほど市場縮小せず横ばい圏維持。研究開発費・広告宣伝費が下期かさみ営業益続落でも会社の大幅減益計画は慎重。20年末で医療用医薬品の販売を武田薬品から大正製薬へ移管。『新ビオフェルミンS』の高単価派生品は販路を限定、既存品からの乗り換え需要模索。医薬品:新ビオフェルミンS、ビオフェルミン配合散、ビオフェルミン錠剤、ビオフェルミンR、他、輸出など。
2020年7月22日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-28.9%の21.80億円、経常利益-28.3%の22.50億円の減収・減益の見通し。
2016年3月15日の4010円、4月7日の3890円の2点天井から大幅下落となり、11月9日の2550円で当面の底打ちとなりました。ここから短期の上昇トレンド(A)となって、2017年3月2日の3190円、11月1日の3170円と2点天井をつけ、短期の下降トレンド(B)となり、2018年8月28日の2700円まで下げて反発し、9月25日の3050円の戻り高値をつけ、角度の大きい下降トレンド(C)へ移行しました。この下降トレンド(C)の中で、2019年8月28日の2048円まで下げて、コロナ相場の中で今年の1月30日の2480円まで戻してもみあうものの、2月12日の2455円からコロナ相場の急落局面に巻き込まれ、3月13日に2045円まで下げ2点底の型となって3月27日に2422円まで上昇し、5月18日の2202円まで下げたあと、ゆるやかな上昇トレンド(D)へ移行しました。この中で少しづつ下値を切り上げ9月28日に2584円で買転換となって上昇し、ゆるやかな上昇トレンド(D)を陽線で上にぬきました。
<5384> フジミインコーポレーテッド
四季報によると、HDD向け停滞だが、データセンターやPC需要の拡大を受け、最先端デバイス向けCMP製品好伸。シリコンウエハ向け製品も伸長。好採算製品比率向上で、販管費増こなし営業増益。周年記念配も。新規市場として期待される3Dプリンタ用超硬材料などの開発に注力。次世代パワー半導体向けに使われる難加工基板用研磨材の研究開発にも取り組む。ガラス・土石製品:ウエハーラッピング、同ポリシング、CMP向け、ハードディスク向け、自社品他など。
2020年5月13日発表。2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+13.1%の60.07億円、経常利益+9.6%の61.77億円の4期連続の増収・増益となっています。
最先端半導体デバイス向けCMP用研磨剤やシリコンウエハ向け研磨剤の販売が大きく伸びる。又、製品構成の良化で採算が向上で利益を押し上げる(高成長候補銘柄)
2018年8月3日の3270円をザラ場高値にして、三角保ち合い(A)を形成しかかっていたが、10月2日の3080円を高値に下放れとなって2019年1月4日の1998円まで下落しました。ここから4月25日の2581円まで上昇後、5月20日の1962円まで急落し、2点底の型となって短期の上昇トレンド(C)へ移行し、この中2020年1月22日の3245円まで上昇し、もみあっているところでコロナ相場に巻き込まれ、今年の2月21日の3140円の高値から急落となって3月17日に2053円の安値をつけました。ここを安値に短期の上昇トレンド(D)へ転換し、8月19日の3880円まで急角度の上昇となりました。ここをピークに9月8日の3425円まで押し目を入れ9月23日に3780円まで戻して、2番天井となって下落しもみあっています。このまま上昇しても上げ幅はあまり期待はできません。
<3611> マツオカコーポレーション
四季報によると、前下期計上の貸倒引当金消滅。ただ新型コロナ禍での衣服需要低迷や天候不順打撃、柱ユニクロ向け含め全般的に受注大幅減。上期のマスク生産押し上げても営業減益続く。減損消え、不動産売却特益。感染症対策防護服などの中核生産拠点をベトナムに整備、21~22年度に2工場新設予定。人件費上昇続く中国は生産比率(19年度54%)段階的に引き下げへ。繊維製品:アパレルOEM、海外など。
2020年8月12日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-7.8%の24.00億円、経常利益-16.8%の21.00億円の減収・減益の見通し。
2018年1月31日の5290円の高値からの下降トレンド(A)の中で、12月26日の2474円、2019年2月13日の2513円と2点底をつけて反発し、4月8日の3790円、5月14日の3700円とダブル天井となって下降トレンド(A)に転換しました。この中で①2019年8月29日の1926円、②10月9日の1893円、③11月13日の1906円の三点底をつけて反発し、12月27日の2597円まで上昇し、その後、コロナ相場に巻き込まれ、今年の3月13日の1363円まで下げて底打ちし、4月6日の1485円を2点底にして5月29日の2420円まで上昇しました。ここから再下落となり7月14日の1666円、7月31日の1688円の2点底となって、短期の上昇トレンド(C)となりました。ここまでのチャートの動きは、2597円を高値とし、1363円を安値とする三角保ち合い(B)となっており、短期の上昇トレンド(C)の中で9月29日に2417円まで上昇していったん三角保ち合いの上放れの型となりました。上放れのあと押し目を形成しています。この柴田罫線をみると2点底(もしくは3点底)から反発しているのがよく分かり2点底、3点底を反発のタイミングとみることができます。
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