9月における全66ホテル(国内、海外除く)の客室稼働率は91.4%と、前年同月比で4.1ポイント上昇。ADRは12,282円で前年比10.4%増、RevPARは11,222円で同15.5%の増加となった。インバウンド比率も前年同月の41.6%から46.4%へと4.8%上昇している。
日本政府観光局によると、2025年9月の訪日外客数は前年同月比13.7%増の326万6,800人で、9月として過去最高を記録。こうした需要の高まりに伴い、特に近畿エリアでは「EXPO 2025 大阪・関西万博」の影響を背景にRevPARが前年同月比で49.0%の大幅増を示し、全エリアでのRevPARも増加傾向を示した。
エリア別では、関東のインバウンド比率が70.8%(前年同月比+5.5%)、中部の客室稼働率が88.7%(同+13.9%)、近畿のADRが13,312円(同+35.5%)など、各地域で需要増加の恩恵が見られた。特に近畿は各指標で大幅な改善を達成しており、戦略的なレベニューマネジメントの成果が表れた形となった。
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