同社グループは「持続可能な原材料・製造への取り組み」「フードロスの削減への取り組み」「環境への配慮」「原料調達から製造・販売まで一貫した垂直統合型の展開」「健康志向と魚文化を重視した中食への取り組み」を基本方針に掲げ、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現に取り組むとともに、食品メーカーとして消費者と従業員の安全と安心のために、安定した製造・供給を継続すべく、グループ全体で社会的に重要な使命の遂行に取り組んできた。
販売面においては、セブン-イレブンの「食」の強みを軸とした事業戦略において、同社グループ商品のメディア露出の増加や店舗における惣菜購入キャンペーンの効果により、デイリー食品の新規顧客を獲得することができた。さらに、良品製造の徹底、付加価値向上を伴ったリニューアルの実施による顧客のリピーター化戦略により販売個数を伸ばすことができた。また食材販売についても好調に推移した。この結果、当年度における売上高は増収となった。損益面では、販売価格の改定による利益率の改善に加えて、販売個数の増加により製造効率が向上し、各段階利益は増益となった。
2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.0%増の340.00億円、営業利益が同4.1%増の24.00億円、経常利益が同3.0%増の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%増の16.00億円を見込んでいる。
また、2023年12月1日をもって創業35周年を迎えたことにあたり、期末配当について1株当たり20.00円の記念配当を実施することを発表した。これに伴い期末配当額は普通配当70.00円と合わせて、合計90.00円となる。さらに2024年12月期より、株主への利益還元の機会を充実させることを目的として、中間配当、期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことも発表した。
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