調味料・加工食品事業の売上高は前年同期比8.5%増の691.01億円、セグメント利益は25.71億円(前年同期は2.35億円の損失)となった。サラダ・総菜類については、主力商材であるポテト類がB to B to C戦略の推進による小容量サラダの増加等および価格改定効果により増収となった。タマゴ加工品については、前年度における高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に伴い、原料の安定確保が難しいことから実施していた供給制限の解除により売上高の回復を進めてきたが、減収となった。マヨネーズ・ドレッシング類については、2022年10月から進めてきた更なる価格改定効果が増収に大きく寄与したこと、またファストフード向けのキャンペーン品や量販店向けマヨネーズの増加等により増収となった。
総菜関連事業等の売上高は同5.5%増の187.14億円、セグメント利益は同30.0%増の9.36億円となった。経営環境は、量販店等の中食から外食へ需要が回帰する傾向にあったが、価格改定の着実な実施に加えて、生鮮売り場向け商品などの販売カテゴリー拡大、宅配などの販売チャネル拡大、また米飯、おつまみ惣菜等の商品拡大を進めたことにより、売上高が増加し、利益についても増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.4%増の900.00億円、営業利益が同8.5%増の32.00億円、経常利益が同6.5%増の33.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.4%減の22.60億円を見込んでいる。
<SI>
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