<話題の焦点>=食物アレルギー対応食品、原因物質除去商品の開発相次ぐ
厚生労働省によると食物アレルギーの患者数は、乳児の5~10万人、幼児期の30万人、学童以降の100万人の合計約150万人と推定され、増加傾向を続けている。わが国で小児期の食物アレルギーは鶏卵が最も多く、次いで牛乳、大豆・小麦・コメを加えて5大アレルゲンとされる。
食物アレルギー対応食品は、食物アレルギーの原因となる物質が含まれていない市販の加工食品の総称。食品から原因物質だけを除去したものや、遺伝子除去によって原因物質の発現を制御した食品、除去すべき食品とは別の食品でつくられた代替食品などをいう。
日本ハム<2282.T>グループは、1996年から中央研究所で「食物アレルギー対応商品」を開発し、特定原材料7品目(乳、卵、小麦、そば、落花生、えび、かに)を一切持ち込まない専用工場で製造する「みんなの食卓」シリーズを販売している。石井食品<2894.T>も、食物アレルギー対応食品の研究開発に取り組み、特定原材料7品目を持ち込まない専用工場を山形県酒田市に設立している。
ハウス食品グループ本社<2810.T>は、特定原材料7品目不使用の「バーモントカレー中辛」と「シチューミクス」を販売。また、プリマハム<2281.T>は、10分間の抽出で検査が可能な食品製造工程向けの「食物アレルギー物質簡易キット」を開発している。
◆主な食物アレルギー対応食品関連銘柄
銘柄(コード) 今期営業増益率 株価 PER
プリマハム<2281.T> ▼7.0 307 16.3
日ハム<2282.T> 20.4 2931 22.9
ハウス食G<2810.T> 4.3 2299 33.2
石井食<2894.T> 黒字転換 203 35.9
※株価は29日終値(単位:%、円、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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