決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … シンバイオ、高田工、ザイン (8月3日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証スタンダード・グロースの銘柄である。株価が決算発表前日の8月2日から3日の決算発表を経て4日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　ＧＭＯ－Ｒ <3695>
　23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比32.5％減の2億2000万円に落ち込み、通期計画の5億2500万円に対する進捗率は41.9％にとどまったものの、5年平均の32.8％を上回った。

▲No.4　森尾電 <6647>
　24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比51.5％減の9500万円に大きく落ち込み、4-9月期(上期)計画の9000万円に対する進捗率が105.6％とすでに上回ったが、前年同期の155.6％を下回った。

▲No.5　テクノクオツ <5217>
　24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比30.8％減の8億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の17.7億円に対する進捗率は45.5％にとどまり、5年平均の50.3％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<2468> フュトレック 　東Ｓ 　 -12.58 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤縮
<3695> ＧＭＯ－Ｒ 　　東Ｇ　　 -9.65 　　8/ 3　　上期　　　-32.52
<3698> ＣＲＩ 　　　　東Ｇ　　 -7.07 　　8/ 3　　　3Q　　　667.57
<6647> 森尾電 　　　　東Ｓ　　 -6.69 　　8/ 3　　　1Q　　　-51.53
<5217> テクノクオツ 　東Ｓ　　 -6.16 　　8/ 3　　　1Q　　　-30.76

<1966> 高田工 　　　　東Ｓ　　 -5.63 　　8/ 3　　　1Q　　　-40.40
<8118> キング 　　　　東Ｓ　　 -4.84 　　8/ 3　　　1Q　　　 23.81
<5285> ヤマックス 　　東Ｓ　　 -4.66 　　8/ 3　　　1Q　　　 64.23
<4582> シンバイオ 　　東Ｇ　　 -4.37 　　8/ 3　　上期　　　-95.44
<5446> 北越メ 　　　　東Ｓ　　 -3.48 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転

<6771> 池上通 　　　　東Ｓ　　 -2.98 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤縮
<6403> 水道機 　　　　東Ｓ　　 -2.80 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤拡
<6180> ＧＭＯメディ 　東Ｇ　　 -2.68 　　8/ 3　　上期　　　 64.36
<3802> エコミック 　　東Ｓ　　 -2.37 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤縮
<6039> 動物高度医療 　東Ｇ　　 -2.14 　　8/ 3　　　1Q　　　-74.81

<9853> 銀座ルノア 　　東Ｓ　　 -1.74 　　8/ 3　　　1Q　　　-82.50
<9878> セキド 　　　　東Ｓ　　 -1.74 　　8/ 3　　　1Q　　　-55.56
<6769> ザイン 　　　　東Ｓ　　 -1.23 　　8/ 3　　上期　　　-59.73
<4784> ＧＭＯ－ＡＰ 　東Ｓ　　 -0.71 　　8/ 3　　上期　　　-61.83
<6164> 太陽工機 　　　東Ｓ　　 -0.48 　　8/ 3　　上期　　　-44.24

<8542> トマト銀 　　　東Ｓ　　 -0.46 　　8/ 3　　　1Q　　　-33.59
<7705> ジーエル 　　　東Ｓ　　 -0.45 　　8/ 3　　　1Q　　　-19.60
<2816> ダイショー 　　東Ｓ　　 -0.21 　　8/ 3　　　1Q　　　 -4.00

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした4日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース