アップルインターナショナル<2788>は、今後縮小傾向が続くと予想される国内市場は慎重なスタンスで安定成長を図る一方、中古車流通市場が発展し続ける海外市場、特に東南アジアに経営資源を傾斜する方針を掲げている。
1. 国内市場
少子高齢化と人口減少が進む日本は市場規模の縮小傾向が続くと予想されていることから、同社は5~10年先の業界の変化を見越し、新たなビジネスモデルの構築に着手した。シェアリングエコノミーにより自動車の「所有」から「利用」へ移行することを捉えて、中古車買取販売事業でカーシェア、カーリース、レンタカー事業に参入した。カーシェアでは電気自動車(EV)の取り扱いも検討しているようだ。なお、カーリースは専門店を設置し、レンタカー事業は沖縄県と大分県で開始した。また、原付登録となる1人乗り電気ミニカー「e-Apple」の販売を開始したほか、新たに開設する買取店舗「アップル」については買取・整備・販売の機能を有する大型店舗としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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