日清オイリオは反発、国内大手証券が目標株価を引き上げ

　日清オイリオグループ<2602.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券が投資評価「２」を継続とし、目標株価を６３０円から７２０円へ引き上げたことを好材料視した買いが入っているようだ。

　同証券では１８年３月期の営業利益予想を１０３億円から１０８億円へ、１９年３月期を同１０３億円から１１３億円へ、２０年３月期を同１０３億円から１１７億円へ増額修正した。これまでは同社の業績説明が市況変動の解説に重点を置いていたため、中長期の業績ドライバーの把握が難しく、１８年３月期以降の業績は横ばいで推移する前提としてきたが、１８年３月期から２１年３月期の新中期計画と１７年３月期期決算資料の発表以降、同社が高付加価値製品へシフトして収益性を高めていく具体的な構造が理解できたと判断。これを受けて油脂・油糧事業と加工油脂事業を中心に業績予想を引き上げたとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）