■中村超硬 <6166> 446円 (+80円、+21.9%) ストップ高
中村超硬 <6166> [東証G]がストップ高。21日付の日刊工業新聞で「2025年度にも多孔質構造材料のゼオライトの量産を始める」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、ナノサイズ(ナノは10億分の1メートル)のゼオライト「Zeoal(ゼオール)」のパイロットプラントを25年度にも稼働させるという。また、ゼオライトを含む材料科学事業の売上高を31年3月期に10億円を目指すとしている。
■デジプラ <3691> 655円 (+100円、+18.0%) ストップ高
デジタルプラス <3691> [東証G]がストップ高。20日の取引終了後、ポート <7047> [東証G]が株主優待として「デジタルギフト」を採用したと発表しており、これを好感した買いが流入した。「デジタルギフト」は、デジプラ子会社のデジタルフィンテックが運営する、会員登録不要で誰でも簡単に自分の欲しいギフトを自由に選択できるサービス。ポート株式を1単元(100株)以上保有している株主へ、デジタルギフトを優待品目として採用することで、株主は交換先のなかから好きな優待品目を選択することができるとしている。
■FEASY <212A> 1,055円 (+150円、+16.6%) ストップ高
フィットイージー <212A> [東証S]がストップ高。フィットネスクラブを展開する同社は20日の取引終了後、7月度の主要KPI(重要業績評価指標)について開示した。会員数は13万2000人(前年同月比48.5%増)と順調に積み上げており、業績拡大を期待した買いを誘う形となったようだ。店舗数は168店舗と、6月から4店舗増加した。
■日創プロニ <3440> 1,109円 (+131円、+13.4%) 一時ストップ高
日創プロニティ <3440> [東証S]が続急騰、一時ストップ高となった。20日の取引終了後、24年8月期の連結業績予想について、売上高を161億円から173億円(前期比37.9%増)へ、営業利益を11億8000万円から13億3500万円(同4.3倍)へ、純利益を8億2400万円から9億9200万円(同34.9%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を30円から35円へ引き上げたことが好感された。金属加工事業セグメントにおける金属サンドイッチパネルが伸長していることに加えて、データセンター向け案件の進捗が計画よりも早く推移したことが主な要因という。また、タイル事業で販売が好調に推移したことも寄与する。
■ブルーミーム <4069> 1,130円 (+127円、+12.7%)
BlueMeme <4069> [東証G]が4日続急騰。20日の取引終了後、取得総額10万株(自己株式を除く発行済み株式総数の約2.8%)、取得総額1億円を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。取得期間は21日から2025年8月20日までとする。
■スポーツF <7080> 650円 (+60円、+10.2%) 一時ストップ高
スポーツフィールド <7080> [東証G]が続急騰、一時ストップ高となった。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を18万5000株(発行済み株数の2.51%)、または1億円としており、取得期間は8月21日から10月31日まで。株主還元の一環として実施するとしており、取得した自社株はM&Aや役職員を対象とした株式報酬に活用することを検討するとしている。
■ステラファ <4888> 482円 (+39円、+8.8%)
ステラファーマ <4888> [東証G]が4日続急伸。20日の取引終了後、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)用ホウ素薬剤として開発中のボロファラン(開発コード「SPM-011」)について、再発悪性神経膠腫並びに再発髄膜腫を対象としたオーファンドラッグ指定を厚生労働省に申請したと発表しており、好材料視された。オーファンドラッグ指定は医療上の必要性が高く、生命にかかわる重篤な疾患で、かつわが国における患者数が5万人未満の希少疾患用医薬品の研究開発を促進するための制度で、オーファンドラッグ指定を受けると、国からの研究開発費の助成が受けられるなどの優遇措置が付与される。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■チェンジHD <3962> 1,294円 (+98円、+8.2%)
東証プライムの上昇率トップ。チェンジホールディングス <3962> [東証P]が4日続急伸。中期波動の分水嶺である75日移動平均線を上抜き約1ヵ月ぶりの高値水準に浮上した。ITソリューション事業で企業のデジタルシフトの動きを取り込んでおり、民間だけでなく自治体向けDX支援などで本領を発揮している。一方、投稿監視などネットセキュリティー事業で高実績を有するイー・ガーディアン <6050> [東証P]を傘下に収めたことで業績成長力に磨きがかかっている。25年3月期は営業利益段階で前期比72%増の130億円予想と2期連続の大幅ピーク利益更新が濃厚だ。高い成長力にもかかわらずPER11倍台は割安感が強い。
■ジェクシード <3719> 265円 (+19円、+7.7%)
ジェクシード <3719> [東証S]が続急伸。業務再編を経て現在はERPコンサルティングを主力展開、電気自動車(EV)充電設備の販売及び設置・保守管理なども新事業として育成に取り組んでいる。24年12月期はトップラインが34%の大幅な伸びを見込んでおり、前期に収支均衡圏にあった営業利益も今期は黒字幅が拡大する見通し。ここ継続的な投資資金の攻勢が観測され、外資系証券の貸株市場を経由した空売りの買い戻しなども株価に浮揚力を与えている。
■キャリアデザ <2410> 1,818円 (+126円、+7.5%)
東証プライムの上昇率4位。キャリアデザインセンター <2410> [東証P]が続急伸。20日の取引終了後、24年9月期の配当予想について、期末一括80円を90円に増額修正したことが好感された。前期実績70円に対しては20円の増配になる予定だ。
■メガチップス <6875> 4,445円 (+305円、+7.4%)
東証プライムの上昇率5位。メガチップス <6875> [東証P]が続急伸。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(発行済み株数の5.59%)、または45億円としており、取得期間は8月21日から来年3月31日まで。資本効率の向上や株主還元を図ることが目的としている。
■トレンダ <6069> 878円 (+56円、+6.8%)
トレンダーズ <6069> [東証G]が3日ぶり急反発。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を25万株(発行済み株数の3.13%)、または2億円としており、取得期間は8月23日から11月14日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることが目的という。
■エムビーエス <1401> 666円 (+42円、+6.7%)
エムビーエス <1401> [東証G]が続急伸。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を10万株(発行済み株数の1.36%)、または1億円としており、取得期間は8月21日から来年5月15日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を行うためとしている。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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