併せて、通期の同損益を従来予想の0.5億円の黒字→3.5億円の赤字(前期は15.8億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益は2.1億円の赤字(前年同期は15億円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。
直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比28.4%減の0.7億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の9.6%→13.7%に大幅改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当期の経営方針は、(1)カラオケルーム運営事業への注力、(2)新規事業への厳選投資、(3)コーポレートガバナンスの強化であります。今般の長期資金の安定確保により財務体質が改善し、積極的に投資を行う経営環境が整いました。店舗運営力の向上とともに店舗のリニューアルやスクラップアンドビルドを進め、さらに当社独自の鉄人システムへ積極的な投資を行うなど、新しい価値提供を含めた店舗の集客力を高めることで業績の回復に努めてまいります。なお、以下の理由により平成30年8月期の通期の連結業績予想を修正するものであります。・財務体質が改善したことにより積極的な経営施策をとる一環として期初に計画した不採算店舗5店舗の退店に加え数店舗を退店することを検討しており、計画外の退店による売上高の減少を見込みます。・店舗スタッフが十分に確保出来なかった店舗について売上高の減少を見込みます。現状は採用媒体の多様化、本部主導の採用強化により人員不足の状況は順調に改善しております。・老巧化・陳腐化した店舗の営業力を強化するべく店舗のリニューアルを計画に基づき進めておりますが、12月商戦に間に合わなかった一部店舗について売上高の減少となりました。・お客様の認知が高く当社の強みであるコンテンツコラボレーション(アニメ・ゲーム等)は当社の差別化要因でありますが、大型コンテンツの獲得不足による売上高の減少を見込みます。現状はコンテンツホルダーとの信頼関係を一層強化するなど諸施策の実施に取り組んでおります。これらにより、売上高の通期見通しは当初業績予想の7,710百万円から7,100百万円の見通しとなり610百万円減少する見込みであり、併せて売上総利益も予想を下回る結果となりました。販売費及び一般管理費は前期783百万円から当期547百万円へ209百万円減少しました。主な減少は人件費106百万円減少、業務委託料40百万円減少及び交際費9百万円減少などとなります。営業利益につきましては、経費削減は計画通りに推移したものの、売上高の減少とそれに伴う売上総利益の減少の影響により、当初業績予想の176百万円から60百万円の見通しとなり116百万円減少する見込みです。経常利益につきましては、上述の要因に加えて営業外費用として72百万円の支払手数料を計上することなどにより、当初業績予想の120百万円から△55百万円の見通しとなり175百万円減少する見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上述の要因に加え198百万円の繰延税金資産を取崩すことなどにより、当初業績予想の57百万円から△350百万円の見通しとなり407百万円減少する見込みです。
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