＜前場の注目銘柄＞＝メディネット、矢継ぎ早に新戦略開始

　メディネット<2370.T>が出直りの動きをみせてきた。

　樹状細胞局注療法併用治療の臨床試験、切除不能進行膵がんに対する医師主導臨床試験の一方、米Ａｒｇｏｓ社と細胞医療製品でライセンス契約、欧州では細胞医療製品開発・販売に向けた戦略的事業パートナーシップなど、開発、販売両面で矢継ぎ早に新しいプロジェクトをスタート。契約医療機関の瀬田クリニックグループが１日から人工がん抗原ペプチドによる樹状細胞ワクチン療法の提供を開始するなど、これまでの取り組みが実を結び始めた。

　株価は３月２７日の安値２４２円で当面の底値を確認しており、春の学会シーズンに向け一段高に進みそうだ。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）