<動意株・22日>(大引け)=コマースワン、Kudan、ランシステムなど
Kudan<4425.T>=物色の矛先向かい後場ストップ高。午前11時30分ごろ、日本の大手自動車メーカー系列である米国のロボット企業が、Kudanの人工知覚技術(KudanSLAM)を搭載した自動搬送ロボット製品の販売を決定したと発表しており、これが好材料視されている。製品の発売は今秋ごろを予定しているという。今回の技術採用を通して、同ロボット企業の製品は従来よりも幅広い環境にて安定して正確に空間を認識し自律走行できるようになり、次世代自律走行ロボット(AMR)の実用性とその普及環境を大きく拡大させることが期待されるという。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
ランシステム<3326.T>=ストップ高。同社は21日、いつでもどこでも安定的なモバイルデータ通信を実現するRun-マルチキャリアコネクト「RMC100」の販売を開始したと発表しており、好材料視されているようだ。「RMC100」は、データ通信プラットフォーム技術「Cloud SIMテクノロジー」を採用したモバイルデータ通信機器ソリューションで、クラウド上に構築されたSIMバンク(複数の通信キャリアのSIMカードを搭載したサーバー)から、利用場所に応じて最適なSIM情報を取得することで、国や地域、通信キャリアに縛られないデータ通信を実現するという。既にアクティオ(東京都中央区)のオフグリッドオフィスカーソリューションに採用されており、5月22~24日に開催される「CSPI-EXPO」アクティオブースに展示される予定としている。
YE DIGITAL<2354.T>=ストップ高。21日取引終了後に豊田自動織機<6201.T>との業務提携を発表しており、これを好感した買いが膨らんでいる。倉庫自動化システムを提供するYEデジタルとマテリアルハンドリング(マテハン)機器を提供する豊田織が強固な関係を構築し、物流業界の更なるデジタルトランスフォーメーション(DX)化を目指す。会社側では今後も新会社設立など、より一層の関係強化に向けた方策を進める可能性について豊田織と協議していくという。
ヘッドウォータース<4011.T>=物色人気で大幅反発。21日の取引終了後、米エヌビディア<NVDA>と独シーメンスの先端技術を活用し、産業用エッジ生成AIソリューション「LLaVA Edge Vision」を開発したと発表。これが材料視されている。同ソリューションは半導体や自動車などの製造工場向けのもの。生成AIが製造ラインのカメラ画像に対してキャプションを生成し、作業員のタブレットやスマートフォンに作業指示や危険予知を通知するという。
アイデミー<5577.T>=動意。21日、米エヌビディア<NVDA>のAIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA Inception Program」のパートナー企業に認定されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。アイデミーは今後、同プログラムを活用することで、生成AI関連コンテンツの制作や、生成AIを活用した新規プロダクトの開発など、生成AI領域に更に注力していくとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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