本決算が確認できるまでは、買いが入りにくい展開か
シミックホールディングス (2309)
■注目理由
同社は、臨床試験支援大手企業です。製薬会社が主要顧客であることが特徴。第3四半期決算では、売上高378.3億円(前年同期比+1.6%)、当期純利益14億円(同-26.9%)となりました。医薬品開発支援は好調に推移したものの、現在受注している案件が難易度の高い試験が増加したことで、人件費がかさみ収益を圧迫しています。また、既存案件が顧客都合で生産に遅れが出たために、第3四半期決算と同時に業績下方修正を発表しました。下方修正の発表を受けて、同社株価は大きく株価下落し、下落トレンドを形成しています。そのため、業績の回復が確認できるまでは、買いが積極的に入りにくい展開が想定されます。本決算は例年11月上旬に行われますが、それまで株価材料が出にくいために、10月の株価は軟調に推移する可能性があると判断しました。なお、本決算で、業績の回復傾向が確認できれば、再度株価上昇する期待も持てるでしょう。
過去の検証結果は以下の通りです。
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勝率:81.82%
平均損益(率):3.66%
平均利益(率):8.37%
平均損失(率):-17.53%
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