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2024/07/26 - CSS(2304) の関連ニュース。*13:21JST CSSHD Research Memo(1):ホスピタリティ業界を中心に、顧客別に最適化した“おもてなし”を提供■要約CSSホールディングス<2304>は、東京証券取引所(以下、東証)スタンダード市場に上場する純粋持株会社である。傘下のグループ会社によって、「スチュワード」「フードサービス」「空間プロデュース」の3つの事業領域を展開する。スチュワード事業では、ホテル・レストランを中心に食器洗浄及び管理業務を全国展開する。フードサービス事業では、従業員食堂・レストラン運営の受託や外食事業を展開している。空間プロデュース事業では、BGMに加え映

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CSSHD Research Memo(1):ホスピタリティ業界を中心に、顧客別に最適化した“おもてなし”を提供

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/26 13:21
*13:21JST CSSHD Research Memo(1):ホスピタリティ業界を中心に、顧客別に最適化した“おもてなし”を提供 ■要約

CSSホールディングス<2304>は、東京証券取引所(以下、東証)スタンダード市場に上場する純粋持株会社である。傘下のグループ会社によって、「スチュワード」「フードサービス」「空間プロデュース」の3つの事業領域を展開する。スチュワード事業では、ホテル・レストランを中心に食器洗浄及び管理業務を全国展開する。フードサービス事業では、従業員食堂・レストラン運営の受託や外食事業を展開している。空間プロデュース事業では、BGMに加え映像・音響・放送・セキュリティに関する設計・販売・施行・管理・メンテナンスなどの事業を展開する。同社グループは、それぞれの事業でHappy & Hospitalityを提供する、バックサポートのプロフェッショナル集団である。中期経営計画の推進により、グループ全体のさらなる成長を目指している。

1. 2024年9月期第2四半期の業績概要
2024年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比22.8%増の9,135百万円、営業利益で同112.5%増の507百万円、経常利益で同93.2%増の520百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同59.6%増の323百万円と、大幅な増収増益となった。同社は第2四半期決算時に上方修正を発表しており、売上高は期初予想比8.7%、営業利益は92.4%となっている。これはスチュワード事業及びフードサービス事業においてインバウンド観光需要や法人等宴会需要の堅実な回復が業績の底上げに貢献したのに加え、第2四半期に収益ピークを迎える空間プロデュース事業セグメントの各社が計画を大幅に上回る営業利益を達成したためである。

主力事業のスチュワード事業の売上高は前年同期比35.9%増、営業利益は同133.2%増と、グループの好業績をけん引した。フードサービス事業の売上高は同24.4%増、営業利益は同6.2%増、空間プロデュース事業の売上高は同7.9%増、営業利益は同94.9%増と、いずれの事業も好業績となった。これを受けて同社は中間配当を前年同期比3.0円増の10.0円に引き上げた。自己資本比率は40.8%で、東証プライム・スタンダード・グロース市場に上場する2024年3月期の全産業平均33.7%を上回る財務基盤を有している。

2. 2024年9月期の業績見通し
2024年9月期通期の連結業績は、売上高で前期比18.8%増の17,614百万円、営業利益で同99.3%増の550百万円、経常利益で同82.0%増の570百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同61.3%増の371百万円と、大幅な増収増益の見通しだ。同社は第2四半期決算公表時に上方修正を発表し、売上高は期初予想比8.6%増、営業利益は同56.0%増となっている。上期における業績の進捗状況を勘案したうえで、下期に計上が想定される役員業績連動報酬、従業員決算賞与、次年度以降に備えた人財雇用・育成に関わる先行投資等を織り込んで見直しを行った結果である。好業績の見通しに加え、2024年12月には創業40周年の節目を迎えることから、中間配当の10.0円に加え、期末配当を普通配当10.0円と記念配当10.0円の計20.0円とし、年間配当は同13.0円増の30.0円とする予定である。この結果、配当性向は40.4%になる見通しで、東証プライム・スタンダード・グロース市場に上場する2024年3月期の全産業平均32.6%を上回り、株主還元にも前向きであると評価できる。

3. 中期経営計画
中期経営計画「Value Innovation 2024」(2022年9月期~2024年9月期)では、最終年度に売上高17,614百万円、親会社株主に帰属する当期純利益371百万円、ROE10%以上を目指す。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)により落ち込んだ業績からの復活を目指す3期間となったが、2022年9月期及び2023年9月期の好業績を反映して目標を2度上方修正し、売上高は当初計画比23.2%増、親会社株主に帰属する当期純利益は同85.5%増、ROEは同2ポイント増としている。中期経営計画では、“基軸事業の強化による収益力の向上”“人財育成の強化”“ESG課題への取り組み推進”“グループシナジーや外部リソース活用による価値創出”に、重点施策として取り組んできた。既に2025年9月期からの次期中期経営計画の策定作業に着手しており、正式な業績目標及び事業戦略の内容が注目される。

■Key Points
・「スチュワード」「フードサービス」「空間プロデュース」の3つの事業領域を展開する、バックサポートのプロフェッショナル集団
・2024年9月期第2四半期は3事業とも好調で、期初予想を大きく上回る好決算
・2024年9月期予想は、大幅に上方修正。大幅な増配を実施予定で、株主還元にも前向き
・中期経営計画は重点施策を着実に実施し、修正後の業績目標を超過達成の見通し。次期中期経営計画の業績目標・事業戦略に期待

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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配信元: フィスコ

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