米久が高値、第１四半期の大幅な営業増益を評価

　米久＜2290.T＞が４日続伸、一時前日比１０円高の９０８円まで買われ年初来高値を更新した。同社は３日大引け後に今１５年２月期第１四半期（３～５月）決算を発表。連結売上高３６４億８４００万円（前年同期比８．０％増）、営業利益１０億２９００万円（前年同期実績５００万円）と営業利益では大幅な増益となったことが評価されている。
　加工品事業では、ベーコンや焼豚などが好調に推移し、ソーセージは主力のコンシューマ商品「御殿場高原あらびきポーク」が伸長、デリカもコンビニ向けトンカツなどが拡大している。利益面では、原材料価格が大幅に上昇したものの、食肉相場の高値推移に加え、生産性の改善や物流効率化による経費削減効果が寄与している。
　通期は売上高１５００億円（前期比４．１％増）、営業利益２１億円（同５．６％増）の従来予想から変更はない。

米久の株価は１０時１８分現在９０１円（△３円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）