リニカル、前期経常を26％上方修正

　リニカル <2183> [東証Ｐ] が5月13日後場(14:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の9.4億円→11.8億円(前の期は5.8億円)に25.7％上方修正し、増益率が60.0％増→2.0倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.4億円→6.8億円(前年同期は4.5億円)に54.4％増額し、一転して52.7％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　親会社株主に帰属する当期純利益についての予想を追加するとともに、以下の理由から、2022年３月28日に公表いたしました通期の連結業績予想を上記のとおり上方修正いたします。1.日本、欧州および米国事業において、一部の試験で想定よりも業務が進捗したことや契約変更が生じたことで売上高が増加する見込みです。2.上記1に加え、欧州事業等で想定よりも原価の発生が抑制されたため、営業利益等の各段階利益が増加する見込みです。3.さらに、為替が円安に推移した影響により好調な海外事業の業績が円換算で押し上げられたことに加え、外貨預金等に為替差益が発生する見込みです。　以上の理由から、今期の通期連結売上高は過去最高となる11,555百万円、営業利益は1,085百万円、経常利益は1,183百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は790百万円を見込んでおります。（注）上記の業績予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。