カイポケが訪問看護のオンライン資格確認に対応した「カイポケモバイル プラス」を提供開始。NFC付きレンタルスマートフォンで本年12月実施のオンライン資格確認義務化への対策を支援
株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証プライム、以下「当社」)は、提供する介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」(URL:https://ads.kaipoke.biz/)の会員を対象としたレンタルスマートフォンサービス「カイポケモバイル」(URL:https://ads.kaipoke.biz/publicity/kaipoke_mobile/?utm_source=pr)の新サービスとして、訪問看護ステーションのオンライン資格確認に対応するNFC機能付きレンタルスマートフォンサービス「カイポケモバイル プラス」(URL:https://ads.kaipoke.biz/publicity/kaipoke_mobile/plus.html?utm_source=pr)の提供を開始しました。また、サービス提供開始を記念したオンライン資格確認準備応援キャンペーンの開催をお知らせします。
■社会背景
超高齢社会の進行に伴い、国は団塊の世代・団塊ジュニアの世代が高齢者になる2025年および2040年を見据え、地域が一体となり医療・介護サービスを提供できる仕組みとして、地域包括ケアシステムへの移行を進めてきました。国策の進展に加え、医療・介護サービスを住み慣れた自宅で受けたいという利用者からのニーズ増加も相まって、在宅医療・介護の必要性がさらに高まっています。需要が高まる一方で、介護従事者の不足が深刻化しており、今後ますます介護サービスの提供が困難になると考えられます。また、介護事業者は小規模事業者が多いため経営・業務の効率化が難しいという側面もあります。そのため、介護現場では帳票などの記録業務や、短時間の外出・移動といった非効率な業務により、本来の利用者ケアに向き合えていない介護事業者が多く存在しています。
国はこれらの課題解決へ向け、記録や書類の電子保存や、各種会議等でのテレビ電話活用を認めるなど、ICT活用による介護現場の生産性向上を推進しています。在宅医療の要となる訪問看護ステーションでは2024年6月から、レセプト請求事務や、審査支払機関・保険者等におけるレセプト処理事務の効率化および、より質の高い医療・看護の実現に向けたレセプト情報の利活用を目的として、オンライン請求とオンライン資格確認が開始されます。これにより、利用者は訪問看護を受けるために必要な保険証などの公的証明書をマイナンバーカードで提出可能となり、利便性の向上が見込まれます。また、過去の薬剤情報等の提供が可能になるため、健康・医療データに基づいたより適切な看護を受けられるようになります。訪問看護ステーションは、厚生労働省の「オンライン資格確認等システム」の活用や、事業所内のレセコン等との連携により、資格確認業務の負荷軽減や、レセプト作成における手作業の事務負担や誤記リスク、レセプト返戻の削減等につながります。さらに、利用者の過去の薬剤情報等を利用者から聞き取るよりも正確に確認できるようになります(※1)。
オンライン請求とオンライン資格確認は利用者、訪問看護ステーション双方にとってメリットがあるものの、実施にはマイナンバーカードを読み取ることのできるNFC機能付き端末や通信環境、レセプトコンピュータ、電子カルテシステム等を事業者が用意しなければなりません。なお、2024年12月にはオンライン請求とオンライン資格確認の義務化も予定されており、準備を急ぐ必要があります(※2)。
■エス・エム・エスの介護現場でのICT活用に関する取り組み
当社は業務効率化や財務改善など介護事業者の経営改善に役立つサービスをワンストップで提供するクラウドサービス「カイポケ」を2006年より提供しています。カイポケは介護事業所の運営に不可欠な保険請求の機能に加え、業務・採用・購買・金融・営業・M&AなどICTを活用した40以上のサービス・機能を展開し、2024年1月1日時点で全国約48,800事業所(※3)を支援しています。オプションサービスの一つとして、2018年2月より介護業界として初のレンタルスマートフォンサービス「カイポケモバイル」を提供しており、導入台数は年々増加し、2023年11月末時点で累計導入台数が37,000台を突破しました。
オンライン請求とオンライン資格確認について、訪問看護ステーションを対象に行った調査では、制度を理解し対応の準備イメージがついている事業所は17.5 %と低調であり、NFC機能付き端末の準備について、72.8%の事業所はこれから準備が必要であることがわかりました(※4)。この結果を受け、当社はこの度、NFC機能付き端末を指定できるカイポケモバイル プラスの提供を開始しました。
■「カイポケモバイル プラス」について
カイポケモバイル プラスはカイポケモバイルと同様の、介護事業者の要望に合わせた、端末代込み、通話し放題、契約期間の縛りがないなどのパッケージプランに加え、従来のカイポケモバイルにはない、NFC機能付き端末を提供することが特長のレンタルスマートフォンサービスです。NFC機能付き端末を活用することで、スマートフォンからマイナンバーカード情報の読み取りが可能となり、2024年6月から開始される訪問看護ステーションのオンライン資格確認への対応や業務効率化を支援します。
▼「カイポケモバイル プラス」概要
(1)特長
1.介護事業者の要望に合わせたパッケージプランにて提供(端末代込み、かけ放題、契約期間縛りなし等)
2.NFC機能付き端末により訪問看護におけるオンライン資格確認に対応
3.『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』が定める、事業者の情報管理対策がされていない
端末でのBYOD禁止(※5)の対応が可能
(2)サービス提供対象者:カイポケ会員およびカイポケフリー会員(※6)
(3)URL:https://ads.kaipoke.biz/publicity/kaipoke_mobile/plus.html?utm_source=pr
■オンライン資格確認準備応援キャンペーンについて
カイポケモバイル プラスはサービス提供開始を記念し、カイポケ会員、カイポケフリー会員を対象とした「オンライン資格確認準備応援キャンペーン」を開催しています。
・キャンペーン名称:オンライン資格確認準備応援キャンペーン
・対象:カイポケ会員、カイポケフリー会員
・条件:先着1,000台まで、初回事務手数料が無料
※1:厚生労働省「オンライン資格確認等について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35483.html)を参考に一部抜粋、編集
※2:厚生労働省「訪問看護療養費及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令及び指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準等の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08280.html)より
※3:介護・障害福祉サービスを単位としてカウント
※4:訪問看護ステーションを対象とした当社調査より(調査期間:2023年12月17日~2023年12月30日 調査人数:103名)
※5:「Bring Your Own Device」の略。個人の所有する、または個人の管理下にあるモバイル端末を業務に利用すること
※6:新規申し込みは訪問看護ステーション以外も対象、機種変更申し込みはカイポケモバイル利用中かつ訪問看護事業所を運営している法人のみが対象
【「カイポケ」について】
業務効率化や財務改善など、介護事業者の経営改善に役立つサービスをワンストップで提供するサブスクリプション型のクラウドサービスです。介護事業所の運営に不可欠な保険請求の機能に加え、業務・採用・購買・金融・営業・M&Aなど40以上のサービスを提供し介護事業者の経営を総合的に支援。介護事業者の経営改善とサービス品質向上に貢献することで、質の高い介護サービスの継続提供の実現につなげています。会員数は、全国48,800事業所となっています。(2024年1月1日時点)
URL:https://ads.kaipoke.biz/
【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にした40以上のサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 後藤夏樹
会社設立:2003年4月
資本金:23億1,518万円(2023年3月31日現在)
従業員数:連結3,703人、単体2,343人(2023年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/
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