小売り企業数社が関税による影響に懸念を表明したため、警戒感に寄り付き後、下落。その後発表された小売売上高は伸びが鈍化したものの予想を上回ったため景気減速懸念が緩和、さらに、生産者物価指数(PPI)も予想外に低下し、関税によるインフレ上昇懸念が後退した。金利低下を好感し、ダウは上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大。一方で、ナスダックはプラス圏を維持できず、まちまちで終了した。
本日の東証グロース市場250指数先物は、前営業日比変わらずの708ptからスタートした。寄り付き直後はもたつく場面があったものの、すぐに騰勢を強め、その後はプラス圏で推移。一部で高値警戒感や過熱感が指摘されたものの、1年以上にわたって上値抵抗となっていた700pt処を明確に上抜いたことで、買い戻しも加速。円高が進行したものの、内需比率の高いグロース市場は嫌気されることもなく、6日続伸の712ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株では、Synspective<290A>やジーエヌアイ<2160>などが上昇した。
<SK>
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