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※2024年9月2日13時に執筆
経済産業省がバイオ産業の拡大に向けて行動計画を取りまとめるとの報道後、バイオ銘柄が幅広く物色されるようになりました。直近でグロース株が見直されている事もあり、小型バイオ銘柄にも追い風となるか…ですな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
バイオ関連が国策となれば、グロース市場全体が盛り上がりますな。高齢化社会になり医師不足の懸念もありますので、政府はバイオ関連に限らず、早急に医療や福祉分野まで含めて投資を積極的に進めていくべきでしょう。少子高齢化だからと社会保険料の増税ばかりを発表されても、国民の怒りを買うだけですからねぇ。
バイオ企業の時価総額ランキングを見ると欧米がトップを占めています。日本のバイオ企業のように規模が小さければ当然ながら研究開発に割けるリソースが限られておりますし、優秀な人材や設備を投入する事も困難になります。最近は改善傾向にあるものの、日本の産業全体でベンチャー企業への支援が不足しているという問題もよく言われる事ですな。
ちなみに10年ほど前、アベノミクスの成長戦略としてもバイオベンチャーが注目された事がありました。安倍元首相の遺志を強く継ぐ高市早苗氏が総裁選で勝利すれば、アベノミクス再興でさらなる投資も進むのでは…とも想像してしまいますねぇ。
バイオ銘柄は小型で個人投資家も手を出しやすい反面、赤字続きで財務の健全性に欠ける企業も多いです。思惑と期待だけで株価は上昇し、それが剥離すれば一気にナイアガラが起きるリスキーさもありますな。それでも、新薬の認可や特許等を発表した途端に手が届かない所まで上昇してしまう…なんて夢もある株でもありますな。政府投資が今後も拡大すれば、投資家の関心をさらに集めるでしょう。さて、今週もバイオ関連をチェックして参ります。
中国に独自の販売網を持つジーエヌアイ<2160>は、日本アジア投資<8518>との業務提携が材料視されております。8月14日の決算発表では、前年同期に大型の契約一時金があった事の反動で減益となりました。それでも中国市場での売上は堅調で、監視を強めていきたいですな。
7月2日に上場したPRISMBio<206A>は、「PepMetics」という独自の創薬技術を持っている企業です。共同開発事業では米メルクやイーライリリー等と提携しており、技術力には定評がありますねぇ。業績は赤字拡大で不安定ですが、将来性などのポテンシャルを評価されているようです。
新規抗がん薬の創出を目指して創設された大学発ベンチャーであるChordia Therapeutics <190A>は、早くも今年6月14日に付けた初値255円の3倍以上に膨らんでおります。業績は赤字ですが、投資家の関心を引いている模様。
底値圏を停滞していたキャンバス<4575>は、自社創出の抗がん剤候補化合物「CBP501」が欧州医薬品庁(EMA)から膵臓がんに対するオーファンドラッグ指定の通知を受領したと発表後に急動意しました。今後、欧州にてCBP501が販売承認された場合には10年間の市場独占権が得られるとの事です。
米ボストンでのバイオプロセスサミットでMDL-101の筋肉特異的改変型AAVベクター製造開発データの発表が好感されたモダリス<4883>は、ゲノム編集関連として思惑があります。今後の業績がどうなるか注視したいですねぇ。
最後は抗がん剤の創薬ベンチャーであるNANO MRNA<4571>です。8月9日には千寿製薬との眼科疾患を対象にmRNA創薬に関する共同研究契約を締結したと発表後、直近で下値を切り上げておりますな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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