ボリンジャーバンドが示すトレンド転換

【投資効果が表れてくる】

IT関連ニュースサイトを運営し、ネットメディア専業を貫く同社の収益源は各種広告。ソフトバンクグループの子会社で、事業投資と本社移転費用がかさむもEBITDAは増益を確保。

IT製品サイトの「キーマンズネット」を買収し、リードジェン事業を強化。さらなる新サービスへの投資も欠かさず、「発注ナビ」や「Tech Factory」の開始に伴い、顧客数を大幅に増加させる。各分野での専門商材に関心が高いユーザーを囲い込み、購買意向の高いデータ蓄積でバイヤーと製品ベンダーのマッチングをリアルタイムで可能にするモデルを構築する。

【成長事業のリードジェンが業績寄与】
リードジェン事業は売上成長、顧客数増加がM&Aにより飛躍的な増大を遂げ、今後の収益柱へと成長。かつてソフトバンクが米国のコンピュータ関連展示会COMDEXを買収した時を彷彿とさせる。まさにオンライン上の商談の場を提供すると同時に膨大なデータが蓄積されていくテクノロジー分野のプラットフォームを形成している。

【 今後の値動き予想と取り組みについて 】
10/31に発表された中間決算内容が投資家の期待には届いていなかったために大きな失望売りを誘ったが、日柄の調整も進んできており反転の様子をうかがっている状況。

シコリ玉が多い銘柄ではあるが、事業内容を考えると将来の成長性には大いに期待ができる。

ボリンジャーバンドも収縮状態が続いており、トレンド転換が待ち望まれる。


アイティメディア(2148)（東証マザーズ）
業種：サービス
単元株数：100株
PER：21.59倍
PBR：2.28倍