フィードワン、今期経常を7％下方修正

　フィード・ワン <2060> が2月9日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.1％増の47.6億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の54億円→50億円(前期は60.8億円)に7.4％下方修正し、減益率が11.2％減→17.8％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.8億円→10.8億円(前年同期は33.6億円)に26.9％減額し、減益率が55.8％減→67.7％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比58.3％減の8.4億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の3.4％→1.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結業績における売上高につきましては、配合飼料の平均販売価格が上昇したこと等により増加する見込みです。一方、利益については原油価格の上昇によるエタノール需要の増加や旺盛な穀物需要の影響を受け、主原料のとうもろこし価格が高値で推移していることに加え、配合飼料価格の上昇を受けて配合飼料価格安定基金負担金が増加したことなどから、それぞれ減少する見込みです。なお、個別業績も同様の理由で前年対比で売上高が上昇し、利益が減少する見込みです。