サイタＨＤ、今期経常を一転16％増益に上方修正

　サイタホールディングス <1999> [福証] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結経常利益は前年同期比35.3％増の6.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5.4億円→6.8億円(前期は5.8億円)に25.9％上方修正し、一転して15.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億円→2.4億円(前年同期は2.8億円)に2.3倍増額し、減益率が62.2％減→13.3％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比23.4％増の2.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の9.7％→10.0％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　主力事業である建設事業において完成工事高の減少ならびに、砕石事業における建設及び道路用資材の発注減少により売上高、営業利益が前回予想を下回る見込みであります。　持分法による投資利益および保険返戻金により経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る予定であります。（注）上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。