<6470> 大豊工業
四季報より 業種:機械。
【特色】トヨタ系中堅。滑り軸受け(メタル)、ダイカスト製品、金型が3本柱。7割弱がトヨタG向け
【急反発】自動車製造用設備は軟調も柱の軸受けはトヨタ向け牽引。9月トヨタ大規模減産あるが下期挽回。トラック用軸受けやダイカスト製品も増勢。銅やアルミ等の高騰、物流費増かわし利益急反発。増配も。
【拡 販】トヨタの超小型EV『シーポッド』や東京五輪用自動運転バスにフレーム材供給。パイプ材を曲げて溶接する新工法採用。金型コスト不要を訴求し拡販狙う。
2021年10月28日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+393.0%の35.00億円、経常利益+356.9%の36.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
2017年11月9日の1820円をピークとする下降トレンド(A)の中で、2019年12月17日に911円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に巻き込まれ一段安となって、2020年3月17日に428円で底打ちとなりました。ここからゆるやかに下値を切り上げる上昇トレンド(B)へ転換し、この中で7月31日の472円を安値にもみあったあと、角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、2021年6月7日の1164円で3月23日の1169円に対するダブル天井となりました。その後、短期の下降トレンド(D)へ転換し調整が続いています。8月20日に801円の安値をつけて、もみあい9月22日に信用期日を経過して10月29日に794円の安値更新となっています。割安株であり信用期日も経過しており、安いところは買いチャンスといえます。
<5471> 大同特殊鋼
四季報より 業種:鉄鋼。
【特色】特殊鋼専業で世界最大級。日産、ホンダ等自動車向け主力。高級鋼を拡大中。日本製鉄と親密
【最高益圏】特殊鋼や磁性材料、部品とも主力の自動車向けに反転増。半導体関連も増勢。半導体不足やコロナ再拡大による自動車減産は一時的と想定。原料スクラップ高重いが徐々に転嫁進む。営業増益。増配。
【ガバナンス】持ち合い株削減や株主との対話強化、社外取締役比率引き上げなど、希薄だった株主重視打ち出す。スクラップ前処理設備導入し低品質原料の使用拡大。
2021年10月28日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+207.8%の310.00億円、経常利益+161.0%の330.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
2019年11月8日に5230円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に巻き込まれ徐々に下げていましたが、2020年2月6日の4585円を高値に急落局面で一段安となって3月17日に2810円で底打ちとなりました。
ここから6月9日に3990円まで上昇して反落となり、7月31日の2940円を2番底にして上昇トレンド(A)へ転換しました。この上昇トレンド(A)の中で、2021年5月11日に6330円と年初来高値をつけ、ここから本格調整入りとなり1/2押しの4635円、さらに4500円を下に切っています。
<6855> 日本電子材料
四季報より 業種:電気機器。
【特色】半導体検査用プローブカード大手。ブラウン管カソードなどから出発。海外生産比率向上に注力
【増 額】NAND型フラッシュメモリー向けのMEMS製プローブカードが引き続き好調。ロジックを含めた非メモリー半導体向けにも需要が出る。後半には需要の急増一段落、新規顧客等を積極開拓する費用が増加しても、前号より営業益増額。
【増産体制】プローブカードの前工程は三田に加えて尼崎でも増産へ向け取り組み。熊本では後工程の増産体制構築を進める。
2021年8月6日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+5.1%の28.00億円、経常利益+4.9%の27.00億円の増収・増益の見通し。
2019年8月29日の452円を安値に、コロナ感染が世界的に広がっていく中で、電子関連は逆に需要が拡大し、2020年1月14日には1222円の高値をつけました。しかし、コロナ感染拡大の広がりが世界的にピークに入ってくると、さすがに経済活動の停滞から世界経済の見通しが不透明となり、世界的な株式の暴落につながり、 急落局面に巻き込まれ2020年3月13日には627円まで下落しました。しかし、コロナが落ち着いてくると再上昇となって上昇トレンド(A)を形成し、この中で2021年1月14日には2643円の最高値をつけました。ここをピークに3月9日に1616円まで下げて当面の安値をつけ、ここから4月9日に2213円の高値をつけて、1700円水準を下値ラインとし、2092円から上値を切り下げる直角三角形の保ち合いとなっています。そろそろ上放れの動きも期待できます。
<4204> 積水化学工業
四季報より 業種:化学。
【特色】高機能樹脂、住宅、環境・ライフラインが3本柱。液晶・自動車分野に強み。医薬関連を育成中
【反 発】樹脂は5Gスマホ向けが牽引。自動車向けは半導体不足の影響長引くが高機能中間膜が好調。住宅は分譲戸建て堅調、埼玉、茨城のまちづくり事業が本格的に収益貢献。原料高騰は価格転嫁進め営業増益。
【50周年】セキスイハイム誕生50周年で省エネ仕様と災害対策施した戸建て住宅を22年度までに10分譲地で計300棟販売。高機能換気システムは年2500棟目指す。
2021年10月28日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+33.7%の900.00億円、経常利益+50.0%の940.00億円と4期ぶりの増収・増益の見通し。
2018年1月9日の2349円をピークとする下降トレンド(A)の中で、2018年12月26日の1532円、2019年8月15日の1486円と2点底をつけて反発し、11月8日に1950円まで上昇し、少しもみあって2020年1月30日に1986円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれて急落となり、3月17日に1142円で底打ちとなりました。ここからの上昇トレンド(B)の中で、2021年3月23日に2243円の年初来高値となって反落し、上昇トレンド(B)を切って6月21日に1768円まで下げたところで、いったん9月17日に2095円まで反発しました。ここから再下落となり10月22日に1758円まで下げて反発しかかっています。
<1982> 日比谷総合設備
四季報より 業種:建設業。
【特色】空調主体の設備工事会社。NTTグループが最大顧客。情報通信向け床下空調システム等に強み
【上振れ】官公庁受注出足弱いが、柱のNTT向けは5G設備関連が需要増。民間向けも首都圏・関西圏で大型案件受注。完工は繰越案件軸に進捗順調、民間向け大型完工案件の採算改善が想定超。営業益上振れ。
【現場巡視】Webカメラを現場に設置、現場巡視や安全・品質パトロール、危険工程立会等に活用。温度・湿度管理の強み生かしデータセンター、物流等の受注に注力。
2021年11月5日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+0.1%の40.00億円、経常利益-2.1%の45.00億円と前期とほぼ変わらずの増収・減益の見通し。
2018年1月11日の2649円を高値とする下降トレンド(A)の中で、12月25日の1646円、2019年1月29日の1662円と2点底をつけて、短期の上昇トレンド(B)となり、この中で12月23日に2076円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれ急落局面となって3月13日に1508円まで下落し底打ちとなりました。
3月13日の1508円を安値に3月27日に2140円まで上昇し、ここを高値に三角保ち合い(C)を形成しています。この三角保ち合いが煮詰まったところで、今年の7月9日の1772円の安値から9月27日に2030円まで上昇し、押し目を入れてもみあい、11月2日に1906円で買転換となっています。このまま上昇して9月27日の2030円を終値で抜けると上放れとなります。
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