明星工、前期経常を一転17％増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も19円増額

　明星工業 <1976> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の67億円→85億円(前の期は72.5億円)に26.9％上方修正し、一転して17.1％増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の37.6億円→55.6億円(前年同期は41.3億円)に47.8％増額し、一転して34.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の36円→55円(前の期は36円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期の連結業績は、売上高は建設工事事業の国内外における大口工事の進捗が堅調に推移し、前回発表と比べやや増加となる見込みです。また、各利益項目につきましては、売上高の増加に加え、主に海外分野及び国内クリーンルーム分野における大口工事案件の収支が工事進捗に伴い当初想定より改善されたこと等により、前回発表と比べ増加となる見込みです。なお、個別業績につきましては前回発表とほぼ同程度となる見込みです。

　当社は、2024年４月1日をもちまして創業80周年を迎えました。これもひとえに株主の皆様をはじめとする関係各位の温かいご支援の賜物と心より厚く御礼申し上げます。2024年3月期の期末配当金は、当社の利益配分の基本方針に基づき業績予想及び財務状況等を総合的に勘案した結果、普通配当を前回予想の22円から12円増配の34円に修正するとともに、株主の皆様へ感謝の意を表するため、記念配当７円を加えた合計41円とすることといたしました。 この結果、１株当たり年間配当金は中間配当金14円と合わせて55円となる予定であります。なお、本件につきましては、2024年6月開催予定の第82回定時株主総会において付議する予定であります。※上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。 実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。