三機工、今期経常を25％上方修正

　三機工業 <1961> [東証Ｐ] が11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は18.7億円の黒字(前年同期は7.5億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の80億円→100億円(前期は62.4億円)に25.0％上方修正し、増益率が28.1％増→60.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比16.1％増の81.2億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比14倍の15.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.0％→2.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　【連結業績修正及び個別業績修正】　通期の業績予想につきましては、当第２四半期連結決算を踏まえ、今後の見通しを精査した結果、前期からの繰越工事の進捗が期初の想定以上に見込まれること等により、連結・個別ともに前回予想を上回る見込みであります。各段階利益は、増収及び工事採算の改善が見込まれること等により、連結・個別ともにすべての利益項目で前回予想を上回る見込みであります。　通期の連結受注高は210,000百万円の見込みであります。半導体・EV電池製造施設向けの産業空調分野の受注が堅調に推移している他、大型の廃棄物処理施設の受注により、2023年５月12日に2023年３月期決算短信にて公表しました予想(190,000百万円)を上回る見込みであります。　なお、期末の配当予想につきましては、前回公表値から変更ありません。（注１）前回発表予想(Ａ)欄の１株当たり当期純利益は、連結につきましては2023年８月10日公表時の数値を、個別に　　　　つきましては、2023年５月12日公表時の数値を記載しております。（注２）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今　　　　後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。