四電工、今期経常を一転8％増益に上方修正・最高益、配当も10円増額

　四電工 <1939> が3月18日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の55億円→60億円(前期は55.6億円)に9.1％上方修正し、一転して7.9％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.6億円→27.6億円(前年同期は32.4億円)に22.1％増額し、減益率が30.4％減→15.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の105円→115円(前期は1→2の株式分割前で100円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2022年3月期第3四半期決算において、前年同期を上回る連結売上高・利益を計上したところですが、その後の手持ち工事の進捗は引き続き堅調であり、完成工事の利益率も高水準を維持していることから、今期の業績は2021年4月28日に公表した業績予想値を上回る見通しであります。

　　当社は昨年7月に策定した『中期経営指針2025』において、「連結配当性向を30％以上」を目安とする旨ならびに「2025年度の連結ＲＯＥ8％」を目標とする旨を公表しております。今般、当期業績予想を上方修正することに伴い、配当性向やＲＯＥ目標等を総合的に勘案し、株主の皆様のご期待に適切に応えていく観点から、2022年3月期の期末配当金を、前回予想の1株当たり 35円から 10 円増配して 45 円に修正いたします。これにより、修正後の1株あたり年間配当金は、実施済みの中間配当金 70 円とあわせ、株式分割（2021年10月1日実施）前換算では、前回予想の 140 円から 160 円となり、実質的に 20 円の増配となります。※業績予想および配当予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項　上記の予想は、本資料発表日現在の見通し、計画に基づき作成したものであり、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。