<話題の焦点>=住宅着工が13カ月ぶり増加、大手住宅メーカーの受注も改善傾向
こうした動きは大手住宅メーカーの戸建て注文住宅の受注状況(金額ベース、速報値)にも表れており、3月は住友林業<1911.T>が前年同月比23%増、パナホーム<1924.T>が同5%増とともに6カ月連続のプラス。大和ハウス工業<1925.T>は同5%増と2カ月連続で増えている。また、積水ハウス<1928.T>は同13%増、ミサワホーム<1722.T>は同2%増とともに2カ月ぶりに前年実績を上回った。企業の決算発表が相次ぐなか、住宅メーカー各社の今期見通しが注目される。
パナホームが4月27日に発表した16年3月期通期の連結業績は、売上高3450億円(前期比6.0%増)、営業利益171億円(同34.0%増)を予想。同社では、フラット35Sの金利優遇幅の拡大や住宅取得資金贈与の非課税枠の拡大など、支援策の拡充が追い風になるとみている。
また、3月5日に16年1月期通期の連結業績予想を発表した積水ハウスは、売上高1兆9300億円(前期比0.9%増)、営業利益1530億円(同4.4%増)を見込んでいる。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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