従来、大型海上クレーンの作業海域は比較的静穏な港湾内がほとんどでしたが、今後は洋上風力発電をはじめとする外洋での作業が増えることが予想されます。港湾内よりも厳しい波浪条件で作業を行う外洋工事は、船舶が作業できる日や時間が限られることから長い工期を要し費用が高くなりますが、本装置の開発により稼働率が向上することでコスト低減が期待されます。
「AHC-RMP」は、船体の揺れを予測する「動揺予測システム」と吊荷を上下させるウィンチを制御する「ウィンチ制御システム」の2つのシステムで構成されており、船体に設置した計測器(姿勢計測装置・加速度センサー)の計測結果をもとに将来の動揺量を予測します。その予測結果から吊ワイヤーの巻出量を算出してクレーンPLC(Programmable Logic Controller)へ信号を送り、送られてきた信号をもとにクレーンPLCが揺れを相殺する方向へウィンチを回転させるようにトルクコンバーターを制御し吊荷の上下動を低減します。
「AHC-RMP」の開発により、吊荷重20~80tにおける吊荷上下動を20~60%低減することが可能となり、作業中止基準の限界波高を高め、作業船の稼働率を向上することが可能となります。
今後、実施工において精度検証を重ね、低減率の改善と吊荷重の適用範囲を拡大することで、より高い稼働率を確保し生産性向上を実現してまいります。





この銘柄の最新ニュース
東洋建のニュース一覧- <03月13日の5日・25日移動平均線デッドクロス銘柄> 2025/03/14
- 【東洋建設】「健康経営優良法人2025大規模法人部門」認定を取得 2025/03/11
- <03月06日の5日・25日移動平均線ゴールデンクロス銘柄> 2025/03/07
- <02月27日の陽線包み足達成銘柄(買いシグナル)> 2025/02/28
- <02月17日の5日・25日移動平均線デッドクロス銘柄> 2025/02/18
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
東洋建設の取引履歴を振り返りませんか?
東洋建設の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。