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2020/03/31 - ニッソウ(1444) の関連ニュース。―新型コロナウイルスの影響直撃で3月は6勝17敗1分け、上場中止銘柄も相次ぐ― 大波乱の3月が終わり、明日から4月相場が始まる。 コロナウイルスの感染拡大で世界的に株式市場は大幅安を余儀なくされた。そんなコロナショックに揺れた、象徴的な市場のひとつがIPOマーケットだ。3月は24社のIPOがあったが、初値が公開価格を割り込む銘柄が続出し、上場中止に追い込まれる企業も相次いだ。来週からは4月のIPO銘柄が登場するが、果たしてリベンジはなるか。●新型コロナの影響直撃、公開価格割れが続出 この3月はIPOマーケットにとって歴史に残る月となった。期末とい

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「大波乱IPO市場」徹底分析、果たして新年度の反転攻勢はあるか <株探トップ特集>

配信元:株探
投稿:2020/03/31 19:30

―新型コロナウイルスの影響直撃で3月は6勝17敗1分け、上場中止銘柄も相次ぐ―

 大波乱の3月が終わり、明日から4月相場が始まる。 コロナウイルスの感染拡大で世界的に株式市場は大幅安を余儀なくされた。そんなコロナショックに揺れた、象徴的な市場のひとつがIPOマーケットだ。3月は24社のIPOがあったが、初値が公開価格を割り込む銘柄が続出し、上場中止に追い込まれる企業も相次いだ。来週からは4月のIPO銘柄が登場するが、果たしてリベンジはなるか。

●新型コロナの影響直撃、公開価格割れが続出

 この3月はIPOマーケットにとって歴史に残る月となった。期末ということもあり、当初は28社が新規上場を予定していた。しかし、“コロナショック”の逆風が強まるなか、Fast Fitness Japanやウイングアーク1stなど3月公開予定のうち4社が上場中止を発表。24社がIPOに踏み切ったが、このうち初値が公開価格を上回ったのは26日に東証マザーズに上場したサイバーセキュリティクラウド <4493> [東証M]など6社のみ、1社は公開価格と同値で、残り17社が公開価格を割り込んだ。24日に東証2部に上場したリバーホールディングス <5690> [東証2]や30日に名証セントレックスに上場したニッソウ <1444> [名証C]などは初値が公開価格を25%下回った。市場関係者からは「リーマン・ショック時も厳しい状況だったが、IPOの銘柄数は少なかった。これだけ多くのIPOが出て、軒並み公開価格割れとなったことは、過去に記憶がない」(小型株アナリスト)との声が出ている。

●サイバーセキや関通、アディッシュは“健闘銘柄”

 コロナショックでリスク資産への投資を手控える動きが強まるなか、ハイリスク・ハイリターンのIPOは、そのマイナス影響の直撃を食らった格好だ。そんな3月IPOのなかでも、初値が2倍に跳ね上がった前出のサイバーセキや19日に東証マザーズに上場したEC・物流支援関連の関通 <9326> [東証M]、それにソーシャルアプリ向けサポートを展開する26日に東証マザーズに上場したアディッシュ <7093> [東証M]などは、逆風を突いて上昇した健闘銘柄といえそうだ。また、著作権管理を手掛け30日に東証マザーズに上場したNexTone <7094> [東証M]は初値は公開価格を下回ったが、セカンダリー(流通)市場に移ってからは堅調な値動きとなっている。今後、直近IPO銘柄へ物色の矛先が向くかどうかは、「市場の落ち着き次第だろう」(アナリスト)との見方が多い。市場のボラティリティが低下すれば、好内容の直近IPO銘柄に見直し買いが入る可能性はある。

●3~4月に12社が上場中止に、4月は7社がIPOを予定

 そんななか、来週は6日に東証マザーズに松屋アールアンドディ <7317> [東証M]が上場を予定するなど、4月IPOが始まる。同社は自動車安全装置縫合システムの開発・製造・販売などを手掛けている。公開価格は仮条件の下限で決まった。4月は7社のIPOが予定されているが、この日コマースOneホールディングス、サイバートラスト、Speeeの3社がIPO取りやめを公表するなど、既に4月に予定されていた8社の中止が発表されている。

 3月と4月の合計では、12社のIPO中止が出ているが、「例年、IPO中止は年間で2~3社程度。これだけ中止が相次ぐことは前代未聞」(アナリスト)とのことだ。今後の情勢次第では中止銘柄数が、更に上乗せされることもあるかもしれない。

●SSTやGMOFGに期待、新年度IPOに対する影響も

 4月IPO企業は、注文住宅の請け負いや認可保育園、給排水器具の製造など「やや地味な企業が多い」(同)との見方も少なくない。こうしたなか、23日に東証マザーズに上場するスマート・ソリューション・テクノロジー <6598> [東証M]や30日に東証マザーズに上場するGMOフィナンシャルゲート <4051> [東証M]などが注目されている。SSTは企業向け非接触ICカードリーダ端末の販売、顔認証関連の事業を展開している。想定される資金吸収額は4億円程度と小さい。GMOFGは決済処理サービス関連を手掛けており、筆頭株主はGMOペイメントゲートウェイ <3769> だ。

 この春のIPO市場の波乱を経て、新年度からのIPO市場がどう動いていくかが注目されている。


◆4月のIPO予定企業◆
上場日  コード・市場     銘柄名              主幹事
  6日   <7317>・東マ  松屋アールアンドディ           野村
 22日   <2983>・東マ  アールプランナー             野村
 23日   <6598>・東マ  スマート・ソリューション・テクノロジー  みずほ
 24日   <7097>・東マ  さくらさくプラス             SMBC日興
 24日   <6230>・東2  SANEI                大和
 28日   <2984>・東2  ヤマイチエステート            大和
 30日   <4051>・東マ  GMOフィナンシャルゲート        大和

株探ニュース
配信元: 株探

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