今夜注目のECB理事会とドラギ総裁会見!
実際、市場参加者の関心は“(ECBが金融緩和を)やるか、やらないか”ではなく、“どこまで思い切ってやるのかどうか“に傾注しており、逆に“ドラギ・マジック”不発(or 空振り)ともなれば一時的な「ユーロ買い・ドル売り」フローが巻き起こる可能性も。
ただし、今夜のECB理事会では追加の金融緩和方針はほぼ既定路線と捉えるべきで、市場へのインパクトとしてはどこまで思い切った(マイナス金利幅の)さらなる利下げをするか、という一点に絞られていると言ってよさそう。
今年の4月にはドラギ総裁会見時に若い女性が突如乱入する“サプライズ”がありましたが、その時以来の“サプライズ”があるのか否か。ドラギ総裁の帽子から“ウサギ”ではなく、ありきたりの“ハト”が飛び出してくるようなことも多少考慮しつつ、今夜のECB理事会とその後のドラギ総裁会見には注目したいところ。
一方で、今夏のチャイナ・ショックの影響もあり7-9月期に約8兆円の損失を出したGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、当面のユーロ下落リスクに対応するためにユーロ売りヘッジをしたとの噂もあり、またゴールドマン・サックスは「(ドラギ総裁は)今夜ハト派的サプライズをアナウンスする」との予想も。
来年3月までにはパリティ(=等価)割れも予想しているとのことですが・・・。果たしてどうなのでしょうか?
いずれにしても今夜の理事会決定とその後の会見内容からは目が離せません。