大倉工に物色資金流入、PBR0.6倍に見直し余地
大倉工業<4221.T>に物色資金が流入している。同社は合成樹脂フィルムの大手で、スマートフォン向け光学フィルムなどで高水準の需要を取り込んでいる。15年12月期の業績見通しは好調。最終利益は前期の繰越欠損金の解消に伴う税金費用減の反動が出るものの、本業の儲けを示す営業利益は前期比14.2%増の24億円と2ケタ増益を確保する見通し。筆頭株主はM&Aに前向きな姿勢が伝わる住友化学<4005.T>であり、解散価値を約4割下回るPBR0.6倍弱の時価近辺は水準訂正余地を内包している。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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