イベント多彩な今週は先行して調整した銘柄シフトでリスク分散
政治経済もこうしたテロの勃発で変化し、相場もしかりで、影響を受けますね。
さて、月曜日の相場はどう展開するか誰にもわかりません。
わかるのは巨額資金で自らの売りでどの程度下がるのか、買いでどの程度上がるのか計算できる立場の人だけです。
こういう立場の人は人心のバイヤスも推測しているはずです。
妥当株価に対して、ネガティブな事件がどの程度の心理的影響を株価行動にもたらすのか、それこそ人工知能で図っていることでしょう。したがって月曜日の寄り付きは様子を見ており、下落で始まればそれによって追い証が入る人の投げで下がったところを買ってくるでしょうし、深押ししなければ次のチャンスをうかがうはずです。
今週はイベントが多いため、過度な悲観はしなくてよいと思います。
何しろ彼らの多くは外国人ですからクリスマス休暇前にひと稼ぎしたいわけです。
ネガティブなニュースは彼らの恰好の商機。
個人投資家は基本的に少額資金という点で弱者ですから、うまいぐあいにしてやられないように自分なりの戦略を持ちたいものです。
今回は、こういう時はすでに調整している銘柄に視点を広げたいと思い下記の銘柄を選びました。
日本航空電子<6807>は1000株が単元であるため、ちょっと大きな金額が必要になりますが、端株取引で少額ずつ買う投資ができるならおすすめしたい投資対象です。
航空技術にたけている点で平和ならインバウンド、不穏な時代という点では防衛などのテーマに合致します。
また同社のコネクタには今後、進展していくスマホなどの端末進化に関連して可能性を秘めており、どんな風に展開していくのか検討すると面白いと思います。リンク先のホームページを見てみてください。
連結予想ベースでPERは11倍程度。現在の連結ベースの純利益の伸び率を根拠に計算すると妥当株価はPER11倍なら2155円、15倍なら2930円になりますが、まずは2300円程度までの株価回復を期待したいと思います。
調整が先行し、下げ止まり傾向が出ている同社株。今週のような週初め買いにくいムードの時に安値で端株取引対象にしてみてはいかがでしょうか?
なお、株価とテロの関係についてツイッターとエキサイト・ブログにデータを入れ込んだ画像資料を制作し、数点ほど貼りつけました。テーマは
●FOMC開催日とテロの関係
●1月7日パリでのテロと株価と為替
●9.11アメリカ同時多発テロと株価と為替
などです。
講演会ではこうした独自制作のレジュメをたくさんご用意して都度都度、解説していますが、今回の事件で動揺し、痛恨の取引をしないために、少しでも判断材料が多いほうが良いと思い、資料を作成を急ぎ、掲載しました。
皆さんの投資の役に立てていただけたら嬉しいです。
エキサイト、ツイッターに掲載した画像を拡大すると見やすくなると思います。投資戦略を立てる参考にしてみてくださいね。