多様化する消費者ニーズとインバウンド需要ににこたえる新成長戦略に注目

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最新投稿日時:2015/11/09 02:38 - 「多様化する消費者ニーズとインバウンド需要ににこたえる新成長戦略に注目」(木村佳子)

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多様化する消費者ニーズとインバウンド需要ににこたえる新成長戦略に注目

著者:木村佳子
投稿:2015/11/09 02:38

100株単元、14万円強の予算で買える未来志向銘柄

セーレン<3569>は繊維染色技術で高い評価を受けている会社です。連結事業では車輌資材、ハイファッション、エレクトロニクス、環境・生活資材、メディカル他7などがあり、エアバック製品も作っています。車関係の仕事が一定量あることと関連してか大株主の中にはトヨタ自動車も名前を連ねています。

同社は本社(福井市)に、その場で47万通りのオーダーが可能なパーソナルオーダーアパレルのアンテナショップをオープン。テキスタイルとアパレルのデジタル生産システムである「ビスコテックス」を活用し、オーダーを受けてから数km先の自社工場でテキスタイルの生産と裁断、縫製を行ない、最短で2週間で購入者の手元に届けることを実現させました。
この顧客が服を完全オーダーできるシステムを9月からは高島屋の日本橋店と新宿店で展開しており、大いに注目されています。
 11月5日には同社の川田CEOが官邸で首相と主要閣僚、企業トップが集まる「未来投資に向けた官民対話(官民対話)」の第2回会合において、「ファッション分野のIoT(Internet of Things=モノのインターネット)について」スピーカーを務めたことから強い関心を持たれていることがうかがえますね。

ショップ側は10数体のサンプルのみを置き、購入者はサンプルの試着に加え、店内のデジタルサイネージ上でのバーチャル試着も可能であることから同社では余分な在庫を持たずに済み、消費者も自分に本当に似合う服が適格に選べるため今後の消費現場を変えていく可能性が大きいですね。
川田達男CEOは、「大手企業の染色業の下請けに過ぎなかった当社が、30年前にIT化、デジタル化、流通ダイレクト化という夢を掲げて『ビスコテックス』をスタートした。余計な在庫をまったく必要とせず、しかも誰もが欲しい服を作れるこの仕組は、ファッション産業の夢の仕組みだ」と語られています。

 株価は右肩上がりが続いていますが、上記のシステムが全国的に広まれば、相場展開の余地は大きいのではないでしょうか。
ちなみに6日引値は1491円でした。100株が一単元ですので買いやすいのではないでしょうか。
予想PERは16倍台です。これからの利益の伸びに注目したいですね。
目先では1400円台から2000円前後があればと思います


配信元: 達人の予想

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