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最新投稿日時:2015/11/05 08:37 - 「かんぽ生命の人気沸騰ぶりに市場関係者驚く」(冨田康夫)

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かんぽ生命の人気沸騰ぶりに市場関係者驚く

著者:冨田康夫
投稿:2015/11/05 08:37

<株式トピックス>

 ベテランの市場関係者のあいだでは、「28年前のNTT<9432>上場に比べると郵政3社への個人投資家の関心は盛り上がりに欠ける」との前評判が多かっただけに、人気沸騰といっても過言ではない3社の株価推移には多くの市場関係者が驚いたようだ。

 とくに、かんぽ生命保険<7181>の強烈な人気ぶりは異彩を放っていた。その背景には売り出し株式数の少なさがある。
 今回の売り出し株数は、日本郵政が4億9500万株、ゆうちょ銀行が4億1244万株なのに比べ、てかんぽ生命は6600万株と極端に少ない。3社同時上場といっても、当然個別企業ごとに売り出しを実施したが、3社を最低単位の100株ずつセットで購入しても投資資金が50万5000円と比較的手頃なこともあり、3社一括で購入したいという希望者が増え、当初は証券会社も3社一括で受け付けていた。ところが当然のことながら、もともと株数の少ないかんぽ生命は“品薄状態”となり、抽選の倍率が10倍を超えて“プラチナペーパー化”していた。

 かんぽ生命は、公開価格と同じ2200円カイ気配でスタート。その後も買い人気が旺盛で、徐々に気配値を切り上げる展開となっていたが、午前10時6分に公開価格を729円(33.1%)上回る2929円で初値をつけた。そして、初値形成後にも買い人気は増すばかりで、終値では3430円(55.9%)まで買い進まれストップ高となった。
 ただ、当然ながら株価が公開価格の2200円から3430円に急騰したことで、配当利回りは1.6%台に急低下し、PBRは1倍超えとなってしまっている。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想

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